僕らが生きる MY ASIA

モーニング娘。誕生10年記念隊 シングル「僕らが生きる MY ASIA」解説

2001年、モーニング娘。の結成10周年を記念して結成されたモーニング娘。誕生10年記念隊。その記念すべきデビューシングルとしてリリースされたのが「僕らが生きる MY ASIA」です。

楽曲について

この曲は、シャ乱Qのつんく♂が作詞・作曲を手掛けました。楽曲コンセプトは「アジアの中の日本」。ミディアムバラード調のメロディーが、聴く者の心に深く響く、感動的な仕上がりとなっています。

また、「僕らが生きる MY ASIA」は、ダイハツの演劇作品『ダイハツドラリオン』日本公演第2弾のイメージソングとして起用されました。このタイアップにより、より広い層へと楽曲が届けられました。

カップリング曲「十年愛」

カップリング曲として収録されている「十年愛」は、モーニング娘。の歴史を凝縮したような、ファンにとって特別な一曲です。2番以降の歌詞には、過去のモーニング娘。のシングル曲のタイトル、あるいはそのフレーズが巧みに織り込まれています。

例えば、「歩いてる」「シャボン玉」「ハッピーサマーウェディング」といったタイトルはそのまま歌詞に登場し、また「ここにいるぜぇ！」「大阪 恋の歌」「浪漫 〜MY DEAR BOY〜」などはタイトルの一部が変更された形で、歌詞に溶け込んでいます。さらに「LOVEマシーン」「モーニングコーヒー」「ザ☆ピ〜ス!」「そうだ! We're ALIVE」などは、元のタイトルの一部を和訳するなどして歌詞に盛り込まれています。

「Mr.Moonlight 〜愛のビッグバンド〜」や「恋愛レボリューション21」のように、タイトルそのものは使われていませんが、歌詞の一部が取り入れられている例も見られます。これらの歌詞は、モーニング娘。の歴史を辿るタイムカプセルのような役割を果たしており、ファンにとって非常に感慨深いものとなっています。

収録曲

シングルには以下の3曲が収録されています。

1. 僕らが生きる MY ASIA
2. 十年愛
3. 僕らが生きる MY ASIA (Instrumental)

全作詞・作曲はつんく♂、全編曲は高橋諭一が担当しました。

参加ミュージシャン

高橋諭一：ギター、プログラミング (1, 2)
CHINO：コーラス (1)
つんく♂：コーラス (2)
竹内浩明：コーラス (2)

カバー

後藤真希のベストアルバム『後藤真希 COMPLETE BEST ALBUM 2001-2007 〜Singles & Rare Tracks〜』 (2010年9月22日発売)のDISC2に「僕らが生きる MY ASIA」が収録されています。

まとめ

「僕らが生きる MY ASIA」は、モーニング娘。の10周年という節目を飾るにふさわしい、感動的なバラードです。楽曲のクオリティはもちろんのこと、カップリング曲「十年愛」に込められたファンへのメッセージ、そして多くのミュージシャンが参加した豪華な制作陣など、多くの見どころがあります。モーニング娘。の歴史を語る上で欠かせない一曲と言えるでしょう。YouTubeではミュージックビデオも公開されていますので、ぜひ視聴してみてください。

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