元嘉 (南朝宋)

元嘉（げんか）は、中国の南北朝時代、宋の文帝劉義隆の治世における年号です。424年から453年までの期間に使用されました。

元嘉の出来事

元年（424年）8月: 劉義隆が皇帝に即位し、元嘉と改元されました。
22年（445年）正月元日: 元嘉暦が施行されました。これは、当時の暦法における重要な出来事でした。
23年（446年）5月: 檀和之（だんわし）が林邑（りんゆう、現在のベトナム中部にあった国）を平定しました。これにより、宋の勢力範囲が拡大しました。
30年（453年）2月: 皇太子の劉劭（りゅうしょう）が父である文帝を殺害し、自ら皇帝に即位、太初（たいしょ）と改元しました。これは王朝内における内乱の始まりでした。
30年（453年）4月: 武陵王劉駿（ぶりょうおう りゅうしゅん）が劉劭を討ち、乱を鎮圧して皇帝に即位（孝武帝）。劉劭は捕らえられ獄死しました。これにより、再び元嘉の元号が使用されることとなりました。

元嘉期の周辺国の年号

元嘉の時代、宋の周辺国では以下の年号が使用されていました。

西秦: 建弘5 - 永弘4（431年滅亡）
北魏: 始光1 - 興安2
北涼: 玄始13 - 承和7（439年滅亡）
北燕: 太平16 - 太興6（436年滅亡）
夏: 真興6 - 勝光4（431年滅亡）

元嘉に関連する事項

元号一覧 (中国): 中国の元号制度全般に関する情報。
他王朝の元嘉: 複数の王朝で使用された「元嘉」という元号に関する情報。
元嘉暦: 元嘉年間に施行された暦法。
元嘉体: 元嘉年間に流行した詩のスタイル。

元嘉の時代は、宋の内乱や周辺国の興亡など、激動の時代でした。この時代に施行された元嘉暦や、流行した元嘉体といった文化的な側面も存在します。

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