THE CRANE FLYの「光の射すほうへ」は、
2006年4月にリリースされた
シングルで、Jリーグ・サンフレッチェ広島のオフィシャルイメージソングとして知られています。この楽曲は、単なる応援歌を超え、クラブとバンドの熱い交流から生まれた感動的なストーリーを持っています。
制作のきっかけと背景
2005年当時、サンフレッチェ広島の若手選手たちと
THE CRANE FLYとの間に交流が生まれました。その交流がきっかけとなり、「光の射すほうへ」の制作がスタート。楽曲は瞬く間にクラブ内で評判となり、公式イメージソングに決定、クラブとバンドの共同企画として本格的に動き出しました。
楽曲の特徴
「光の射すほうへ」は、聴く人の心を奮い立たせるような、力強いメロディと歌詞が特徴です。困難に立ち向かい、希望に向かって進む姿勢を表現しており、サンフレッチェ広島の選手やサポーターだけでなく、多くの人々に勇気を与えてきました。カップリング曲の「WE GET DREAMS」はサンフレッチェ広島のクラブスローガンでもあり、チームとサポーターの一体感を象徴する楽曲となっています。
ミュージックビデオ
プロモーションビデオは、エディオンスタジアム広島(広島ビッグアーチ)で撮影されました。選手はもちろんのこと、当時の小野剛監督をはじめとするスタッフ、熱心なサポーター、そして地元の報道関係者も出演し、コーラスにも参加。広島全体でサンフレッチェ広島を応援する様子が伝わる、一体感あふれる作品となっています。
収録曲
1. 光の射すほうへ
2. WE GET DREAMS
3. 光の射すほうへ -ヴォーカルレス・バージョン-
4. WE GET DREAMS -ヴォーカルレス・バージョン-
エピソード
サンフレッチェ広島の
桒田慎一朗選手(当時)が
THE CRANE FLYの
ファンであり、ライブハウスへ足を運んでいたことが、このプロジェクトの始まりでした。選手とアーティストの偶然の出会いが、素晴らしい楽曲を生み出すきっかけとなったのです。
サブスク解禁
長らく廃盤となっていた「光の射すほうへ」ですが、2024年6月30日に他の楽曲と共に、ついにサブスクリプションおよびダウンロードサービスでの配信が開始されました。これにより、当時を知る
ファンはもちろん、若い世代も手軽に楽曲を楽しめるようになりました。
関連情報
1993年に発売されたサンフレッチェ広島応援歌「ときめいてハットトリック-GET HAT TRICK-」
1994年に
西城秀樹が歌ったサンフレッチェ広島応援歌「
SAYYEA',JAN-GO」
「光の射すほうへ」は、サンフレッチェ広島の歴史と深く結びついた、特別な楽曲です。この曲を聴くと、スタジアムの熱気やサポーターの情熱が蘇り、広島の街全体が一体となってチームを応援する姿が目に浮かびます。サブスク解禁を機に、ぜひ多くの方に聴いていただきたい応援歌です。