光源 (アルバム)

アルバム『光源』について

『光源』（こうげん）は、日本のバンドBase Ball Bearにとって、メジャーリリースとして7枚目となるフルアルバムです。このアルバムは、ベストアルバム『増補改訂完全版「バンドBのベスト」』のリリースから約7か月ぶりの作品で、前作のオリジナルアルバム『C2』が2015年11月に出された後、約1年5ヶ月ぶりの新作となります。

バンドの変化

『光源』は、バンドのメンバーである湯浅将平の脱退後、3人編成で初めて制作されたオリジナルアルバムです。このアルバムは先行シングルのリリースがなく、全ての収録曲は未音源化の新曲で構成されており、新たな音楽的挑戦が感じられます。初回限定盤には、特別なDVDが付属しており、これはツアーのドキュメントやライブパフォーマンスの映像を収めた内容となっています。

特典とサービス

また、オフィシャルモバイルサイト「ベボ部」では、会員向けにオリジナル特典の〈「光源」クリアファイル〉をプレゼントする予約受付が行われました。さらに、ツアー「バンドBのすべて 2016-2017」のファイナル公演では、会場限定でアーティスト写真のポスターが特典として配布されました。CDには「プレイパス」のサービスコードも封入されており、初回生産限定盤にはDVDの内容をスマートフォンでダウンロードできる利便性も提供されています。

チャート実績

このアルバムは、オリコンチャートの2017年4月24日付週間CDアルバムランキングで、初週に6,408枚を売り上げて7位にランクインしました。これはファンに支持された証とも言えるでしょう。

収録曲

アルバムには、全曲の作詞・作曲・編曲を小出祐介が手がけ、共同プロデュースには玉井健二が参加しています。各曲は、独自のプログラミングを施され、その中には特別なミュージックビデオが存在する曲もあります。例如、「すべては君のせいで」では、山田智和が監督を務め、女優の本田翼が出演するMVが制作されました。これは彼女がBase Ball BearのMVに出演するのは3度目となります。

以下が収録曲リストで、各曲には個々の背景や特徴があります。

• - すべては君のせいで [04:23]
• - 逆バタフライ・エフェクト [04:10]
• - Low way [04:21]
• - (LIKE A)TRANSFER GIRL [04:25]
• - 寛解 [04:19]
• - SHINE [04:09]
• - リアリティーズ [04:13]
• - Darling [04:42]

特に「Low way」においては、前作『C2』の詞と対になったテーマが展開されており、興味深い関連性が見受けられます。また、各楽曲のプログラミングには名のあるプロデューサーが関与し、音楽の幅を広げています。

特別なフォーマット

アナログ盤についても、前作『C2』同様の受注生産限定盤として販売されました。こちらもCD盤と同様に、オリジナル特典としてクリアファイルが提供されました。アナログ盤はLP1枚組で、シンプルながら深い音楽体験を提供することでしょう。

このように、フルアルバム『光源』はBase Ball Bearによる新たな音楽的探求を体現しており、ファンや音楽愛好者にとって見逃せない作品となっています。

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