全員正解あたりまえ!クイズ

『全員正解あたりまえクイズ!!』の概要

『全員正解あたりまえクイズ!!』は、2005年10月5日から2006年2月8日まで、TBS系列で放送されたクイズ番組です。毎週水曜日の19:54から20:54までの1時間枠で放送され、視聴者にとって楽しい時間を提供していました。番組の基盤となったのは、同局で放送されていた『アッコにおまかせ!』の後半の単発コーナーで、好評を受けて2003年から2005年にかけて特番やレギュラーコーナーとして展開されました。

番組の進行と形式

この番組では基本的に10名のゲストが参加し、協力してクイズに挑戦する形式が採られていました。特別番組では時にチーム対抗戦も実施され、ゲストたちは賞金獲得を目指して様々なクイズに取り組みました。初期の形式では、全員が正解することで賞金が積み重なっていく仕組みでしたが、レギュラー放送では全員が正解した場合の賞金獲得がないまま次のラウンドを迎えることもありました。その後、1人が正解すれば賞金が得られる「救済クイズ」が新たに導入されたことで、番組タイトルの「全員正解」が持つ意味が薄れることとなりました。

ルールと視聴率の推移

番組中盤では、2月1日と2月8日の放送では全員一致の形式から変更され、5人対5人の2チーム制となりました。これに伴って勝利したチームには賞金が贈られるスタイルにリニューアルされました。しかし、視聴率が1桁台にとどまり、ルールの変更にもかかわらず番組の人気は回復しなかったため、放送開始からわずか半年で番組は終了を迎えました。視聴者にとっては不自然なエンディングとなり、当日の新聞テレビ欄には「（終）」と表記されただけでした。

出演者とコーナー

司会には峰竜太が務め、安東弘樹や中島知子（オセロ）などが進行やレギュラーとして参加しました。また、和田アキ子やその他多くの芸人やタレントも出演し、番組を盛り上げていました。主なコーナーとして「全員正解あたりまえ!クイズ」や「あなうめ合唱隊クイズ」などがあり、それぞれがユニークなルールやプレイスタイルを持っていました。

ただし、全てのコーナーで全員が正解することが求められ、挑戦者たちは知識を試されることになります。特に「ドレミしりとり」や「ザ・テスト10」などは、ゲストの知識と応用力が試される面白い内容でした。また、視聴者参加型の特番もあり、視聴者も一緒にクイズに参加できる工夫が施されていました。

制作とスタッフ

番組の制作には多くのスタッフが関与し、構成作家や演出家がアイデアを練り上げることで、多彩な内容が展開されました。また、特別映像や美術も力を入れられ、視覚的な楽しさも提供されていました。

結論

『全員正解あたりまえクイズ!!』は、その斬新な形式と多様なコーナーで多くの視聴者を惹きつけましたが、一時の人気が続かなかったことで惜しまれつつも終了しました。放送された様々なクイズやゲストの活躍は、今でも番組を懐かしむ人々の記憶に残っています。

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