全国アンダージュニアボクシング大会

全日本アンダージュニアボクシング大会とは

全日本アンダージュニアボクシング大会（通称：UJ大会）は、日本ボクシング連盟（JABF）が主催する、小学生と中学生を対象としたボクシングの全国大会です。この大会は、未来のボクシング界を担う若い才能の発掘と育成を目的としています。

大会の歴史

JABFの公式戦は、従来15歳以上でなければ出場できませんでした。しかし、2009年に小中学生向けの公式戦として「幼年ボクシング」構想が打ち出され、各地で大会が開催されるようになりました。ボクシング界では、中学生以下を「幼年」と定義しています。

全国大会は、当初2010年夏に後楽園ホールでの開催が予定されていましたが、諸事情により2011年3月28日に延期、さらに東日本大震災の影響で中止となりました。その後、2012年4月1日に「全日本幼年ボクシング大会」として、日野市市民の森ふれあいホールで第1回大会が開催されました。

2013年には、従来の「幼年」という名称が「アンダージュニア（UJ）」に変更され、翌2014年の第3回大会から「全国アンダージュニアボクシング大会」という名称になりました。さらに2015年の第4回大会からは、「全日本アンダージュニアボクシング大会」という現在の名称で大会が行われています。

大会の内容

大会は、演技競技と実戦競技の2つの部門に分かれています。演技競技は、男女別2部門で、選手がボクシングの基本動作や技術を披露します。実戦競技は、小学生男子、小学生女子、中学生男子、中学生女子の4部門に分かれ、それぞれの階級で選手たちが熱戦を繰り広げます。実戦競技は、小学生が1分30秒3ラウンド、中学生が2分3ラウンドで行われます。

なお、第9回（2020年）と第10回（2021年）は、新型コロナウイルス感染症の影響により中止となりました。2022年からは、中学1・2年生を対象とした「全日本アンダージュニアフレッシュボクシング大会」も開催されています。

階級

演技競技は5つの階級に分かれています。実戦競技は、小学生が14階級（2014年以前は12階級）、中学生が16階級（同15階級）に分かれており、各階級でチャンピオンが決定します。

ルール

実戦競技は、小学生は1分30秒3ラウンド、中学生は2分3ラウンドで行われます。詳細なルールは、日本ボクシング連盟の規定に準拠します。

関連情報

• - 日本ボクシング連盟（JABF）
• - 全日本アンダージュニアボクシング王座決定戦
• - ジュニア・チャンピオンズリーグ全国大会

脚注

参照：第1回全日本幼年ボクシング大会 実施要項 (PDF)




この大会は、単なる競技の場ではなく、未来のボクシング界を担う若い選手たちが、技術を磨き、互いに切磋琢磨する場として、非常に重要な役割を果たしています。彼らの活躍は、日本のボクシング界全体の発展に繋がることが期待されます。

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