全国ミニバスケットボール大会

全国ミニバスケットボール大会

全国ミニバスケットボール大会は、日本ミニバスケットボール連盟、日本バスケットボール協会、及び朝日新聞社の主催で行われる、ミニバスケットボールの全国大会です。この大会は、全国各地から集まった若きアスリートたちが、技術やチームワークを競う大事な舞台となっています。

参加資格と大会形式

大会に参加できるのは、日本協会および日本ミニバス連盟に加盟するチームであり、各都道府県協会から推薦されたチームが参加します。男女各48チームが集まり、毎年3月に行われるこの大会は、「友情・ほほえみ・フェアプレー」をテーマとして掲げています。

設立当初、1998年から2017年までは、48チームを4ブロックに分けた予選リーグ後の決勝トーナメントで優勝を決定していましたが、2018年からは新たに1日1試合で、計3試合を戦う形式に変更されました。

ブロック大会の概要

参加チームは、大会前に各地で行われるブロック大会を勝ち抜く必要があります。ブロック大会には、以下のようなイベントがあります：

• - 北海道ブロック大会（1月）
• - 東北ブロック大会（3月）
• - 北信越ブロック大会（12月）
• - 関東ブロック大会（1月）
• - 東海ブロック大会（12月）
• - 近畿ブロック大会（2月）
• - 中国ブロック大会（12月）
• - 四国ブロック大会（8月）
• - 九州ブロック大会（1月）

これらのブロック大会で優勝したチームが、全国大会への切符を手にすることができます。

歴史

全国ミニバスケットボール大会は、1970年に京都で初めて「全国ミニバスケットボール交歓大会」として開催され、その後参加チームの増加に伴って形式が変化していきました。最初の大会には男女それぞれ6チームが参加しましたが、次第にその数は増えて現在の形となり、48チームが集う全国大会へと成長を遂げました。
1972年には、日本バスケットボール協会が主催に加わり、1976年には、専用の日本ミニバスケットボール連盟が設立されました。1985年からは「全国ミニバスケットボール優勝大会」としての形式に変わり、実施場所も固定されるようになりました。
1993年には「東邦生命カップ全国ミニバスケットボール大会」と名を変え、さらに1996年には現在の「全国ミニバスケットボール大会」へと変更されました。

さらに、この大会はアスベスト対策工事など様々な理由によって会場が変更されることもあり、特に2011年には東日本大震災を受け、予定していたさいたまスーパーアリーナでの開催が中止となりました。
最後に、近年では新型コロナウイルスの影響により、2020年の大会は中止となるなど、新たな困難にも直面しています。

まとめ

全国ミニバスケットボール大会は、選手たちにとって成長の場であり、友情やフェアプレーが根底に流れることから、スポーツの持つ素晴らしさを教えてくれる重要なイベントです。今後も多くの若者たちが、この舞台で輝く姿を期待したいものです。

もう一度検索