全国国民健康保険診療施設協議会

公益社団法人全国国民健康保険診療施設協議会

公益社団法人全国国民健康保険診療施設協議会（略称：国診協）は、1989年に設立され、国民健康保険診療施設の管理者として医師や歯科医師を会員に持つ法人です。設立は厚生省により認可され、2012年からは内閣府により公益社団法人として認定されています。この協議会の目的は、地域医療を強化し、国民健康保険制度の理念を実現することにあります。地域包括医療や介護を推進し、医療サービスがより効率的かつ効果的に提供されるための支援を行っています。

目的と事業内容

協議会の主な目的は、国民健康保険診療施設の機能を強化し、地域医療の質を向上させることにあります。このために、以下のような多岐にわたる事業を展開しています:

• - 地域医療に関する調査や研究を行うことで機能を充実させ、地域包括ケアシステムを推進。
• - 医療従事者の研修や教育を通じて、専門性の向上を図ります。
• - 地域医療の課題を共に考えるため、学会や研修会を開催しています。
• - 国民健康保険診療施設での活動を支援し、医療従事者の確保を目指します。

協議会は全国規模で活動しており、地域医療現地研究会や全国国保地域医療学会、地域包括医療・ケア研修会など、さまざまなイベントや研修を定期的に開催しています。

歴史

国民健康保険診療施設の起源は1938年にあります。この法律の施行により設立された施設は、地域住民に安心した医療サービスを提供するために活動を開始しました。その後、1954年に東北地域において「社会医療東北学会」が設立されるなど、地域での医療機関の結束が強まりました。1961年には国民健康保険診療施設医学会が設立され、1982年には社団法人として法人化が決定しました。

2012年に公益社団法人として新たなスタートを切った国診協は、いまも地域医療の質の向上を追求し続けています。

会員資格と支援

国診協の会員は、全国の国民健康保険診療施設の管理者である医師及び歯科医師が基本となっています。また、賛助会員として、理事会の推薦を受けた者や協議会の趣旨に賛同する者も受け入れています。805の会員施設（病院273、診療所532）が全国に存在し、それぞれが地域医療に貢献しています。

さらに、健康管理センターや歯科保健センターにおける助成制度を通じ、医療機関が必要とする経費や設備の整備を支援しています。

アクセス

国診協のオフィスは、東京都内に所在し、最寄り駅としては都営地下鉄大門駅、JR浜松町駅、東京モノレール羽田空港線の浜松町駅があります。こういったアクセスの良さも、協議会の活動を円滑に進める要因となっています。

まとめ

公益社団法人全国国民健康保険診療施設協議会は、日本の地域医療を支える重要な存在であり、国民の健康向上に貢献するために多様な活動を展開しています。地域の医療機関との連携を通じて、一人ひとりの生活の質を向上させることを目指し、今後もその役割を果たしていくことでしょう。

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