全国旅行業協会

一般社団法人全国旅行業協会について

一般社団法人全国旅行業協会（英名：All Nippon Travel Agents Association、略称ANTA）は、旅行業界における重要な業界団体です。特に、年会費が低いことから、第2種や第3種と呼ばれる比較的小規模な旅行代理店が多く加盟しています。観光庁の所管のもと、日本国内の旅行業者を支援し、旅行業全体の発展に寄与する活動を展開しています。

概要

当協会の本部は東京都港区虎ノ門に位置する田中山ビルの5階にあり、名誉会長は前衆議院議員の二階俊博氏が務めています。また、会長には全観トラベルネットワークの代表取締役社長である近藤幸二氏が2025年7月より就任予定です。専務理事には元運輸安全委員会事務局審議官の菅井雅昭氏が常勤で就任しています。各都道府県に支部を設置し、全体で約5,500社の会員が登録されています。

業務内容

協会は旅行業法に基づく苦情処理業務と弁済保証業務を行い、旅行業者や業界従事者に対する研修も実施しています。また、国内旅行業務取扱管理者試験の事務代行も行っています。これに加えて、旅行業務に関する調査・研究、広報活動を行い、官公庁に対してロビー活動も展開しています。特に、ハッピーマンデー制度の推進など、旅行業界の健全な発展を目指した取り組みが注目されます。さらに、e-TBT (電子旅行取引信頼マーク) 制度の実施を通じて、旅行業者の信頼性を高めることにも注力しています。

沿革

全国旅行業協会は1956年2月23日に全国旅行業団体連合会として発足し、その後1965年に全国旅行業協会として任意団体が設立されました。そして、1966年に社団法人としての認可を受け、以降、1972年には旅行業法に基づく指定協会としての認可も取得しました。このように、協会の歴史は長く、旅行業界における信頼される存在としての地位を築いてきました。

関連項目

• - 旅行会社
• - 旅行業協会
• - 社団法人日本添乗サービス協会（TCSA）
• - 日本観光振興協会
• - 日本海外ツアーオペレーター協会

旅行業界の発展を支える一般社団法人全国旅行業協会は、今後も日本の観光業界における重要な役割を果たし続けることでしょう。

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