全国畳産業振興会

全国畳産業振興会：日本の畳文化を未来へつなぐ

全国畳産業振興会は、日本の伝統的な畳文化の継承と発展に尽力する組織です。全国い製品卸商業団体連合会、全国い生産団体連合会、全国畳材商社会、全国畳材卸商組合連合会、全日本畳事業協同組合という、畳産業に関わる5つの主要団体が連携して設立されました。会員数は全国で約15,000名と、畳業界を代表する大規模な組織となっています。

畳の日の制定とPR活動

全国畳産業振興会は、畳の魅力を広く伝えるため、年2回「畳の日」を制定し、様々なイベントや事業を実施しています。

春の畳の日（4月29日）： イグサの生育が盛んな春の季節に、畳の原材料であるイグサの生命力と、畳がもたらす自然の恵みを再認識する日として制定されました。
秋の畳の日（9月24日）： 冬の到来を前に、畳を上げてお部屋の大掃除をすることを推奨する日です。季節の変わり目における畳のお手入れを通じて、畳の清潔さを再確認し、日々の暮らしへの感謝を深める機会となっています。

これらの日に合わせて、各地で記念イベントやキャンペーンが開催され、畳の素晴らしさを伝える活動が展開されています。

畳産業振興に向けた積極的な取り組み

2007年からは、「畳新市場開拓プロジェクト」と題した積極的なPR活動が開始されました。畳の優れた機能性や環境への配慮、そして日本の伝統文化としての側面を多角的にアピールすることで、若い世代を含む幅広い層への畳普及を目指しています。

信頼できる畳職人の育成と認定

2009年には、高度な技術と知識を有する信頼できる畳職人を「畳ドクター」として認定する制度が導入されました。畳ドクターは、熟練の技術と専門知識を備え、お客様に安心と信頼を提供する存在として、畳業界全体の品質向上に貢献しています。

畳文化の継承と発展のためのイベント開催

全国畳産業振興会は、畳の文化を継承し、その魅力を国内外に発信するため、様々なイベントも開催しています。

畳供養（京都）： 春の畳の日の頃に京都で開催される畳供養は、古くなった畳への感謝と、新たな畳への期待を込めた風物詩となっています。
畳ワールド（東京）： 秋の畳の日の頃に東京で開催される畳ワールドは、国産畳の優れた品質と魅力を世界に向けて発信する国際的なイベントです。

事業目的と事業内容

全国畳産業振興会の事業目的は、畳産業に関連する団体や企業を結びつけ、連絡機関として機能することです。畳の優れた特性や経済性を啓発し、宣伝活動を通して畳産業の持続的な発展を目指しています。

主な事業内容は、畳産業振興のための戦略的なPR事業の企画・推進、宣伝・広報資金の創出、そしてこれらに付帯する事業など多岐にわたります。

全国畳産業振興会は、これからも畳産業の活性化に貢献し、日本の伝統文化である畳を次世代へと繋いでいくために、活動を続けていきます。

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