全国納豆協同組合連合会について
全国納豆協同組合連合会(略称:納豆連)は、全国に点在する200社以上の納豆製造業者が参加する業界団体です。この団体は、全国納豆工業組合協会を母体として1941年に設立され、1954年に現在の名称に変更されました。かつては300社を超える加盟企業が存在しましたが、原油価格の高騰などの影響を受け、
2006年以降は会員数が減少しました。
事業活動
全国納豆協同組合連合会は、納豆の魅力を広めるためにさまざまな事業を展開しています。特に、インターネットを活用し、納豆の健康効果や調理法に関する情報を提供する「納豆PRセンター」が大変好評です。また、団体は全国納豆鑑評会を主催しており、ここで納豆日本一を決定するイベントも行っています。この鑑評会は毎年開催されており、参加する各社は自社製品を出展し、最優秀賞や優秀賞などが授与されます。
全国納豆鑑評会
全国納豆鑑評会は
1996年から毎年2月に開催されているイベントで、納豆製造業者が自社の納豆を出展し、その品質が評価されます。参加企業は、1社あたり最大4種類の製品を出品し、その中から最も優れた一品を選出します。部門は大粒部門、中粒部門、小粒部門などに分かれ、好みの違いを尊重しています。2011年からはアメリカ産の大豆を使用した製品部門も新たに設けられ、国際的な競争を促進しています。
納親会
納豆連とは別に設立された納親会は、納豆行业に関わるメーカーや関連企業が参加する組織です。この組織は、納豆の製造に関連する各種業者間の連携を強化する役割を果たしています。加盟には、納豆連に所属する企業との取引が条件とされ、製造機器や容器、さらには調味料を提供する業者が集結しています。
ナットウエンジェル
ナットウエンジェルは、全国納豆協同組合連合会からの依頼で結成された女性アイドルユニットで、
AKB48の派生グループとして活動しています。2009年7月に結成され、納豆を広めるためのキャンペーンソング「ナットウエンジェル」を発表しました。このユニットは納豆の魅力を幅広い世代に伝える役割も担っており、特に若年層へのアプローチに成功しています。
ナットウエンジェルZ
ナットウエンジェルZは、ナットウエンジェルから派生した新しいユニットで、2010年に結成されました。ナットウエンジェルのメンバーの一部を引き継ぎ、新たなメンバーが加わって構成されています。彼女たちは、納豆についての情報を広めるために積極的にイベントやパフォーマンスを行っています。
結論
全国納豆協同組合連合会は、納豆業界の振興に貢献しており、業者間の連携を促進するだけでなく、一般の人々へもその価値を伝えていくためのさまざまな努力をしています。これからも、納豆の魅力を多くの人々と共有していくことでしょう。