全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会

KOBELCO CUP全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会

この大会は、日本ラグビーフットボール協会が主催する、高校生を対象としたラグビーの祭典です。毎年8月上旬に、長野県上田市にあるアンダーアーマー菅平サニアパークで開催されています。2005年の第1回大会以来、KOBELCOグループが特別協賛しており、大会の名称にもその名が冠せられています。当初は「KOBELCOジャパンユースラグビードリームトーナメント」という名称でしたが、2007年から現在の名称に変更されました。

大会概要

本大会は、男子U17、男子U18、女子の3部門で構成されています。男子は、部員数の少ない高校の生徒で構成されるU18と、各ブロックから選抜された精鋭選手で構成されるU17の2つのカテゴリーに分かれています。女子は2011年から7人制としてスタートし、2015年からは15人制に変更されました。各部門とも、全国9ブロック（北海道、東北、関東、北信越、東海、近畿、中国、四国、九州）から選抜された選手たちがしのぎを削ります。

2024年度大会では、予選リーグと決勝リーグで構成され、決勝リーグでは、カップ戦、プレート戦、ボウル戦の3つのグループに分かれて順位が決定します。2020年と2021年は、新型コロナウイルス感染症の影響で開催が中止されました。

大会を盛り上げる後援団体には、全国高等学校体育連盟、長野県教育委員会、上田市などの自治体、地元メディアなどが名を連ねています。

大会歴史

大会は、2011年ラグビーワールドカップの日本開催を目標とした、高校年代のラグビー強化策の一環として設立されました。当初は北海道夕張市平和運動公園ラグビー場が会場でしたが、2008年からは菅平高原に移転し、現在に至ります。大会の歴史は、日本における高校ラグビーの発展と密接に関係しており、多くの才能ある選手を輩出しています。

大会への参加

各ブロックの代表チームは、地区予選を勝ち抜いて本大会に出場します。選考基準はブロックによって異なる場合がありますが、選手たちの高いスキルとチームワークが求められます。大会への参加は、選手たちにとって大きな目標であり、将来のラグビー界を担う人材育成に大きく貢献しています。

大会の様子

試合は白熱した展開を見せ、選手たちは持ち前の技術と体力で観客を魅了します。会場には多くの観客が詰めかけ、選手たちを熱心に応援します。近年では、毎日放送（MBS）の「HANAZONO LIVE」で決勝リーグの模様を生配信しており、全国のラグビーファンに大会の興奮を届けています。また、試合後にはハイライト映像などが公開され、大会の熱気を再確認することができます。

大会を通じて

KOBELCO CUP全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会は、高校生のラグビー選手にとって、最高の舞台です。多くの選手たちが、この大会で培った経験を活かし、将来、日本のラグビー界を牽引していくことでしょう。この大会は、日本のラグビー界の未来を担う人材育成に大きく貢献しています。また、地域社会との連携も積極的に行われ、大会の開催を通じて、地域経済の活性化にも貢献しています。

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