全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会

全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会：高校ラグビーの夏の祭典

この大会は、毎年7月、長野県上田市菅平高原のサニアパークを舞台に開催される高校生の7人制ラグビーの祭典です。全国47都道府県から選抜された高校代表チームに加え、前年度優勝校が参戦し、計48チームがしのぎを削ります。

大会概要

全国各地の強豪校が、予選リーグ、そしてカップ、プレート、ボウルの3つの決勝トーナメントを勝ち抜いて日本一を目指します。予選リーグでは、48チームを16のプールに分け、総当たり戦を行い、その成績によって決勝トーナメントの進出ルートが決まります。各トーナメントの優勝校が決定し、決勝戦で同点の場合は両チームが優勝となります。

大会の目的は3つあります。

1. オリンピックを見据えた7人制ラグビーの強化と普及を促進すること。
2. セブンズの強化に繋がる優秀な選手を発掘すること。
3. 高校生にとって、ラグビー競技にチームとして出場する機会を増やすこと。

大会の歴史

この大会は、1998年から2010年までは「高校セブンズラグビーフットボール選手権大会」として開催されていましたが、その後中断期間を経て、2014年に「全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会」として復活しました。リオデジャネイロオリンピックでの7人制ラグビーの正式種目採用を機に、強化と普及を目的として再開されたのです。当初は開催県の長野県にもう1枠が与えられていましたが、第2回大会からは47都道府県各1チームと前年度のカップ優勝校、計48チームの参加となっています。2014年から2019年までは、スポーツ用品メーカーのアシックスが特別協賛し、「アシックスカップ」として開催されていました。2020年からは三井住友銀行が高校ラグビーパートナーとして大会を支援しています。2020年の大会は、新型コロナウイルス感染症の影響により中止となりました。

大会の開催

大会は、高校生の夏休み期間中に、菅平高原サニアパークのメイン、A、B、Dグランドで行われます。複数のグランドを使用することで、多くの試合を効率的に実施することが可能です。試合の熱気と、菅平高原の雄大な自然が織りなす最高の環境で、選手たちは全力でプレーします。

メディアでの展開

毎日放送（MBS）の「HANAZONO LIVE」で、大会の模様が配信されており、全国のファンが熱戦を楽しむことができます。

今後の展望

この大会は、日本の7人制ラグビー界を牽引する若手選手の育成と、競技の普及に大きく貢献しています。今後ますます発展し、より多くの高校生がラグビーの魅力に触れ、将来の日本代表選手を輩出していくことを期待しています。 オリンピックを目指す選手にとって、この大会は重要な登竜門であり、世界で活躍する選手たちの最初のステップとなるでしょう。

関係機関

主催：日本ラグビーフットボール協会
後援：スポーツ庁、長野県教育委員会、上田市、上田市教育委員会、毎日新聞社
主管：全国高等学校体育連盟ラグビーフットボール専門部、関東ラグビーフットボール協会、長野県ラグビーフットボール協会
高校ラグビーパートナー：三井住友銀行
* 協賛：明治

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