全州ワールドカップ競技場

全州ワールドカップ競技場は、大韓民国西南部、全北特別自治道全州市に位置するサッカー専用スタジアムです。2002年のFIFAワールドカップ開催のために建設され、その美しいデザインと優れた機能性で知られています。同大会では、スペイン対パラグアイ戦など、記憶に残る試合が開催されました。その後も、2005年の東アジアサッカー選手権、2017年のFIFA U-20ワールドカップなど、数々の国際大会の舞台となっています。

現在では、Kリーグに所属する全北現代モータースのホームスタジアムとして使用されており、熱狂的なサポーターの声援がスタジアムを包み込みます。また、サッカー韓国代表の親善試合も開催されることがあり、韓国サッカーの重要な拠点としての役割も担っています。

施設概要

全州ワールドカップ競技場の最大の特徴は、そのデザインに込められた韓国の伝統美です。扇子のように大きく広がる屋根は、全州の伝統工芸品である合竹扇（ハプチュクソン）をモチーフにしています。屋根を支える4本の柱は、豊作と村の安全を願うソッテ（솟대）という柱をイメージしたものです。さらに、柱をつなぐケーブルは、韓国の伝統楽器である伽耶琴（カヤグム）の弦を表現しており、スタジアム全体で韓国の文化と伝統を感じることができます。

観客席はグラウンドに近く、傾斜もあるため、非常に臨場感のある観戦体験が可能です。2階席と1階席の前方を除き、屋根が観客席を覆っているため、雨天時でも快適に観戦できます。また、グラウンド内の雨水排水設備が優れており、雨天時でも良好なピッチコンディションが保たれるため、常に最高の環境でサッカーを楽しむことができます。

収容人員: 4万2391人
建設費用: 140億円（1,450億ウォン）
完成年: 2001年9月
特徴: サッカー専用スタジアム。メインスタンド、バックスタンド、両サイドスタンドに屋根を完備。

所在地

全北特別自治道全州市徳津区半月洞763-1

交通アクセス

車: ソウルから約3時間、釜山から約5時間。
市内バス: 市内循環バス1番で、ワールドカップ競技場南門下車。麒麟大路全州市庁バス停や、バスターミナルに近い金岩1洞事務所バス停などから乗車可能。
1番バスは片方向循環のため、帰りは2番バスを利用。
全州駅: 市内バス337番又石大学校行きで金岩1洞事務所で下車し上記バスに乗り換え。または助村小校で下車し徒歩1.5km。
その他、全州駅からはバス536、542、545、546、552番に乗車し、国民銀行金岩支店で下車後、道路反対側の全北日報社バス停より1番バスに乗り換える方法も。
タクシー: 全州市内から約15分。

※全州市内バスは大幅な改変が行われているため、最新情報を確認してください。

外部リンク

Jeonju Sports Facilities Management Center （朝鮮語）
Jeonbuk Hyundai Motors Official Site （朝鮮語）
Jeonbuk Hyundai Motors Official Site （英語）
Jeonju World Cup Stadium at worldstadiums.com

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