全日本かるた協会

一般社団法人全日本かるた協会：日本の伝統文化を未来へつなぐ

一般社団法人全日本かるた協会は、小倉百人一首を用いた競技かるたの普及と発展に尽力する団体です。競技かるたは、小倉百人一首の札を素早く正確に読み取り、取り合うスポーツ競技です。協会は、この競技かるたの振興を通じて、日本の伝統文化である小倉百人一首の普及と、ひいては日本文化全体の活性化に貢献することを目指しています。

協会の活動：競技かるたの普及と発展に向けた多様な取り組み

協会の活動は多岐に渡り、競技かるたの普及・発展のため、精力的に取り組んでいます。主な活動内容は以下の通りです。

競技かるた大会の開催・支援: 協会は、全国規模の競技かるた大会を数多く開催・支援しています。名人戦やクイーン戦といった最高峰の大会から、学生や高校生の選手権大会まで、幅広い層を対象とした大会が開催され、競技かるたの普及に大きく貢献しています。
段位認定制度: 競技かるたのレベルを測る段位認定制度を運営しています。初段から最高位の九段まで、実力に応じて段位が認定され、競技者のモチベーション向上と競技レベルの底上げに繋がっています。
調査研究: 小倉百人一首や競技かるたに関する調査研究を行い、競技のルールや歴史、文化的な背景などを研究しています。これらの研究成果は、競技かるたの普及や発展に役立てられています。
講演会・講習会等の開催: 競技かるたの普及を目的とした講演会や講習会などを開催し、競技かるたの魅力を多くの人に伝えています。初心者向けの入門講座から、上級者向けの技術指導まで、多様なニーズに対応したイベントが開催されています。

協会の歴史：半世紀以上にわたる競技かるたの普及活動

協会は1954年に設立され、以来、競技かるたの普及に大きく貢献してきました。設立当初から名人戦やクイーン戦といった主要な大会を開催し、競技かるたの認知度向上に努めてきました。1996年には社団法人として認可され、さらに活動を拡大。2004年には国民文化祭の競技種目として競技かるたが採用されるなど、競技かるたは広く認知されるようになりました。

協会の組織：会員、役員、本部

協会は、正会員、賛助会員、法人賛助会員から構成されています。正会員は、競技かるたの有段者を中心に構成されており、協会の運営に重要な役割を担っています。役員は社員総会によって選出され、協会の活動を指揮しています。

協会の本部は東京都文京区にあり、全国各地の競技かるた愛好家と連携を取りながら、活動を展開しています。

協会機関紙「かるた展望」

協会では、定期的に機関紙「かるた展望」を発行しています。競技かるたの最新情報や大会結果、研究成果などが掲載され、会員間の情報共有や競技かるたの普及に役立てられています。

競技かるたの未来

全日本かるた協会は、これからも競技かるたの普及・発展に尽力し、小倉百人一首という日本の伝統文化を未来へと繋いでいく役割を担っていきます。

もう一度検索