全日本なぎなた連盟

公益財団法人全日本なぎなた連盟

全日本なぎなた連盟（ぜんにほん なぎなたれんめい）は、日本国内のなぎなた競技を統括する重要な団体です。以前は文部科学省のスポーツ・青少年局に所属しており、現在は日本武道協議会、日本スポーツ協会、国際なぎなた連盟、および大学スポーツ協会（UNIVAS）に加盟しています。

構成と本部

連盟は各都道府県および市町村のなぎなた連盟や、全日本学生なぎなた連盟を含む会員によって成り立っています。本部は兵庫県伊丹市中央一丁目に位置しており、以前は中央三丁目にある小西酒造株式会社の本社内に事務局がありましたが、同社の本社移転に伴い現在の場所へ移転しました。

理念

全日本なぎなた連盟は、なぎなたを通じて修錬を行うことで、心と身体の調和が取れた人材を育成することを重要な理念としています。この理念は、競技に挑む選手だけでなく、指導者や関係者にも浸透しています。

歴代会長

歴代の会長には、目立った著名人が名を連ねています。山内禎子は昭和30年に就任し、元皇族であることでも知られています。昭和35年には小西静子が会長に就任し、同時に小西酒造の12代目の長女であり、会社をかつて代表していました。河盛敬子は平成3年から会長として活動し、1991年には女性として初めて日本オリンピック委員会の理事に選出されています。その他、鶴岡徳子や長濱文子、橋本久美子、宮川祥子、佐藤浩市など、続々と会長に就任してきました。

沿革

全日本なぎなた連盟は、1953年にGHQによって禁止されていた薙刀術を復活させるために設立された委員会から始まりました。1954年には指導の教材作成委員会も設立し、1955年に全日本剣道連盟から独立して全日本薙刀（なぎなた）連盟が発足しました。その後1968年には財団法人化され、1978年には日本体育協会に加盟。1991年に国際なぎなた連盟に加入し、国際的なつながりも強化されています。

主催大会

全日本なぎなた連盟は様々な大会を主催しており、以下のような大会が含まれます：

• - 全日本なぎなた選手権大会
• - 都道府県対抗なぎなた選手権大会
• - 全日本学生なぎなた選手権
• - 全日本男子なぎなた選手権大会
• - エンジョイなぎなた全国大会
• - 全国高等学校総合体育大会なぎなた競技大会
• - 全国高等学校なぎなた選抜大会
• - 全国中学生なぎなた大会
• - 全日本少年少女武道（なぎなた）錬成大会

このように、全日本なぎなた連盟はなぎなた競技の普及と発展に寄与し、選手たちの成長を支えています。

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