全日本アマチュア自転車競技選手権大会

全日本アマチュア自転車競技選手権大会（全アマ）とは

全日本アマチュア自転車競技選手権大会、通称「全アマ」は、かつて日本自転車競技連盟 (JCF) が主催していた歴史ある自転車競技大会です。ロードレースとトラックレースの2種目が存在し、それぞれ別日程・別開催地で行われていました。1982年からは、両種目ともに女子の競技も開始されました。

大会の歴史

その起源は1931年に開催された『第1回全大阪サイクル選手権大会』に遡り、80年以上の長きにわたりアマチュア自転車競技の振興に貢献してきました。しかし、1998年に全日本自転車競技選手権大会（全日本選手権）が創設されたことで、国内最高峰の大会としての位置付けを全日本選手権に譲ることとなりました。

2012年10月10日、JCFは全日本アマチュア自転車競技選手権大会を2012年をもって終了し、2013年からは全日本選手権に統合することを決定しました。また、オムニアム種目の普及を図るため、全日本選手権の一種目としての位置づけを廃止し、独立した大会としてJOCジュニアオリンピックカップと同一会場・同一日程で開催することとなりました。

ロードレース

ロードレースは、ジュニア全日本選手権ロード・レースと併せて開催されていました。全アマの翌日には全日本選手権が開催されるスケジュールでした。男子エリートは1998年の全日本選手権創設時に、女子は2003年にそれぞれ全日本選手権へ移行したため、以降は男子U23部門のみが実施されていました。

トラックレース

トラックレースは、高校生年代以下を対象としたJOCジュニアオリンピックカップ自転車競技大会と併せて、原則として5月最終日曜日とその前日の土曜日に開催されていました。

全日本選手権との統合

全日本アマチュア自転車競技選手権大会は、長年の歴史に幕を閉じ、全日本選手権に統合されました。これにより、国内の自転車競技の頂点を決定する大会は全日本選手権に一本化され、より競技レベルの向上と選手育成の強化が図られることとなりました。

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