全日本スキー選手権大会

全日本スキー選手権大会は、全日本スキー連盟（SAJ）が主催する、日本のスキー競技における最高峰の大会です。その歴史は古く、第1回大会は1923年に北海道小樽市で開催されました。

歴史

初期の大会では、距離、純ジャンプ、テレマークスラローム、クリスチャニアスラロームといった種目が行われていました。しかし、テレマークスラロームとクリスチャニアスラロームは第2回大会を最後に廃止されています。

複合競技は1929年の第7回大会から、アルペン競技は1937年の第15回大会から正式種目として採用されました。比較的新しい種目としては、フリースタイルスキーが1981年に、スノーボードが1995年にそれぞれ第1回大会が開催されています。

大会は、各競技会ごとに別々の会場と日程で開催されるのが特徴です。さらに、ジャンプのラージヒルやアルペンの滑降など、特定の種目においては開催可能な会場が限られるため、分離開催されることもあります。1998年以降は、会場設営の困難さから、アルペン滑降種目はスーパー大回転に置き換えられました。

部門

全日本スキー選手権大会は、以下の競技会に分かれて開催されています。

ノルディック競技
スペシャルジャンプ競技：全日本スキー選手権大会ノルディックスキー・スペシャルジャンプとして開催
ノルディック複合競技：全日本スキー選手権大会ノルディックスキー・コンバインドとして開催
クロスカントリースキー競技：全日本スキー選手権大会ノルディックスキー・距離として開催
アルペンスキー競技：全日本スキー選手権大会アルペンスキー競技として開催
フリースタイルスキー競技：全日本フリースタイルスキー選手権大会として開催
* スノーボード競技：全日本スキー選手権大会スノーボード競技として開催

スノーボード競技に関しては、対立団体である日本スノーボード協会（JSBA）も全日本スノーボード選手権大会を主催しています。SAJとJSBAでは管轄が異なるため、それぞれ別の大会として運営されています。

全日本スキー選手権大会は、日本のスキー界を代表する選手たちが集結し、その技術と情熱を競い合う舞台です。各競技におけるトップアスリートたちの活躍は、多くのスキーファンを魅了し、日本のスキー競技の発展に大きく貢献しています。

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