全日本囲碁協会

全日本囲碁協会（全碁協）は、アマチュア囲碁界で著名な菊池康郎氏によって設立された囲碁団体です。 日本棋院や関西棋院といったプロ棋士を擁する団体とは異なり、アマチュア囲碁の普及と振興を目的として活動しています。

主な活動内容

全碁協は、独自のレーティングシステムを構築し、運用していることが特徴です。このレーティングは、会員の棋力を測る指標として用いられ、レーティングに基づいた大会も開催されています。これらの大会は、日本棋院とは独立して運営されており、アマチュア棋士にとって腕を磨き、交流を深める場となっています。

機関紙「日本の碁」を発行し、囲碁に関する情報発信も行っています。囲碁の普及啓発活動にも熱心で、過去には囲碁の義務教育導入を目指した署名活動も実施しました。

他団体との関係

全碁協は、国際囲碁連盟や全日本囲碁連合には加盟していません。また、日本囲碁連盟という名称の類似した団体がありますが、こちらは囲碁用品の販売会社であり、全碁協とは直接的な関係はありません。

日本棋院や関西棋院とは独立した運営を行っていますが、関西棋院所属の棋士が運営に関わっていたり、日本棋院の支部会員が会員として在籍していたりするなど、全く関係がないわけではありません。これらの関係を通じて、プロの知識や技術がアマチュアの活動に間接的に影響を与えている可能性もあります。

近年の動向

2022年には、長年にわたり理事長を務めてきた菊池康郎氏から、平岡聡氏へと理事長が交代しました。これにより、全碁協の今後の活動方針や組織運営に変化が生じる可能性があります。

全日本囲碁協会は、アマチュア囲碁界において独自の地位を確立しており、その活動はアマチュア棋士の育成や囲碁文化の発展に貢献しています。今後の活動にも注目が集まっています。

全碁協公式サイト

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