八久保颯

八久保 颯（はちくぼ はやて）

八久保颯は1993年6月23日、熊本県人吉市にて生まれた元プロサッカー選手であり、ポジションはミッドフィルダー（OMF）として知られる。彼はそのドリブル技術に優れた攻撃的選手であり、多くの試合でその才能を発揮してきた。

経歴

学生時代、八久保は阪南大学に在籍している間に全日本大学選抜に2度選出された。2014年と2015年の選出において、彼はさらに評価を高め、そのスキルを全国で証明した。そして特に2015年のユニバーシアード競技大会では、日本代表の中心選手として活躍し、チームの銅メダル獲得に大きく貢献した。この成果は彼のキャリアにおける重要なマイルストーンの一つと言える。

大学を卒業した後の2015年9月、彼は故郷である熊本に戻り、プロクラブ「ロアッソ熊本」に加入することが発表された。大学時代の同期には、松下佳貴選手がいる。プロの舞台に踏み出した彼は、2016年に熊本地震の影響を受けながらも、7月にはプロデビューを果たし、そこでJ2リーグ戦初得点を横浜FC戦で記録するという素晴らしいスタートを切った。

迎えた2017年には、出場時間や得点数がともに向上し、着実に成長を見せた。翌2018年にはポジションを確保し、先発出場の機会が増加。フリーキックの精度など、得点機会を創出する能力を生かして、その存在感を強く示すことになった。

しかし、2019年になると、彼のプレースタイルが途中出場にシフトしてしまい、持ち味のドリブル突破やボール技術を発揮する機会が減少してしまった。この年のシーズン終了後、彼の契約はロアッソ熊本によって満了が発表され、彼にとって新たな選択を迫られることとなった。

2020年に入ってからは鈴鹿ポイントゲッターズに移籍し、新たな挑戦を始めたものの、それと同時に現役引退を決意することとなった。彼のサッカーキャリアは短期間ではあったものの、数々の記録と足跡を残した。

所属クラブ

• - 2005年: 人吉JFC
• - 2006年 - 2008年: FCヴィラノーバ水俣U-15
• - 2009年 - 2011年: 秀岳館高等学校
• - 2012年 - 2015年: 阪南大学
• - 2016年 - 2019年: ロアッソ熊本
• - 2020年: 鈴鹿ポイントゲッターズ

個人成績

八久保は2016年に初めてJリーグに出場し、その後横浜FC戦で初得点を記録。 2019年にはKFA 第23回熊本県サッカー選手権大会にも出場した。

代表歴

八久保はU-12ナショナルトレセン（2005年）に選出され、さらに全日本大学選抜として2014年、2015年に活動。2015年にはユニバーシアード日本代表としても活躍した。

八久保颯はそのキャリアを通じて、特に学生時代に多くの成果を収めた選手であり、サッカー界に名を刻む存在となった。引退後、彼がどのような新しい道を歩んでいくのか、今から楽しみである。

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