八幡市立図書館

八幡市立図書館：京都府八幡市の読書拠点

八幡市立図書館は、京都府八幡市に位置する公共図書館です。八幡市民図書館と男山市民図書館という2つの図書館から構成されており、市民の読書環境を支える重要な役割を担っています。

八幡市民図書館：歴史とバリアフリー設計

八幡市民図書館は、1980年12月25日に開館しました。八幡市が1977年に市制施行された後、市の基本構想である「緑ゆたかな文化の都市づくり」の一環として建設されました。全国で30館が選ばれた国庫補助金対象事業に採択され、実現にいたりました。財政事情から新たな土地の取得が困難だったため、旧市役所庁舎跡地に建設されたという経緯があります。

図書館内は1階が児童図書館、2階が成人図書館となっており、開館当初からエレベーターや障害者用トイレなどが設置されるなど、バリアフリー設計にも配慮されています。これは、多くの市民が快適に利用できる図書館を目指した、当時の市の姿勢を表しています。

男山市民図書館：地域住民の利便性向上

男山市民図書館は、八幡市民図書館に続いて1991年12月に開館しました。男山団地内に位置する生涯学習センターの1階にあり、この図書館の開館によって、男山団地周辺に住む住民にとって、図書館へのアクセスが格段に向上しました。ワンフロアの構成により、利用者にとって分かりやすく、使いやすい図書館となっています。

利用案内とアクセス

八幡市立図書館の貸出期間は3週間で、1人12冊まで借りることができます。ただし、近隣市町村との相互利用制度はありません。八幡市民、または八幡市に通勤・通学する人のみ利用可能です。

移動図書館サービスも実施されており、より多くの市民に図書館サービスを提供しています。休館日は、男山市民図書館が月曜日、八幡市民図書館が金曜日となっています（2011年3月時点の情報です）。

さらに、八幡市観光案内所（石清水八幡宮駅）、橋本公民館、美濃山コミュニティセンターには返却ポストが設置されているため、利用者の利便性を高めています。

八幡市民図書館
住所：京都府八幡市八幡菖蒲池11番地
アクセス：京阪本線 石清水八幡宮駅下車 徒歩約15分、京阪バス「八幡小学校」下車

男山市民図書館
住所：京都府八幡市男山竹園2番地3号
アクセス：京阪本線 樟葉駅下車、京阪バス「くすのき小学校」下車

八幡市立図書館の設立と発展

1970年代、八幡市は人口の急増を経験しました。この人口増加に対応し、市民の文化向上に寄与するため、図書館の建設が計画されました。1979年9月の定例市議会で予算が可決され、その後、八幡市民図書館が開館しました。その後、更なる市民のニーズに応えるため、男山市民図書館が開設され、現在に至っています。八幡市立図書館は、設立以来、市民の学習と文化活動の拠点として、地域社会に貢献し続けています。

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