公津の杜

公津の杜（こうづのもり）

概要

公津の杜は、千葉県成田市に位置する地名で、公津の杜一丁目から六丁目までの行政区画があります。この地域は、京成電鉄が主体となり開発したニュータウンとしても知られています。1986年に事業が開始され、計画的な都市開発によって、住宅地、商業施設、教育施設などが整備されました。現在では、多くの人々が暮らす、成田市を代表する住宅地の一つとなっています。

事業概要

公津の杜の開発は、成田市公津東土地区画整理組合と京成電鉄の連携によって進められました。事業は1986年9月に着手し、約117.3haの広大な土地に、3,750戸の住宅と11,740人の居住を計画しました。

2012年10月末のデータでは、地区全体の人口は8,214人、世帯数は3,644世帯となっています。計画人口を下回っていますが、現在も開発が進んでおり、今後も人口の増加が見込まれます。

事業名称：成田市都市計画事業公津東特定土地区画整理事業
施行者：成田市公津東土地区画整理組合
組合設立認可：1986年（昭和61年）9月
施行地区：成田市飯田町、飯仲、大袋、江弁須、下方の各一部
施行面積：約117.3ha

沿革

1986年（昭和61年）9月：土地区画整理事業に着手
1991年（平成3年）3月：建設省「ふるさとの顔づくりモデル土地区画整理事業」に指定
1994年（平成6年）4月1日：公津の杜駅が開業
1994年（平成6年）12月：千葉県街並み景観賞を受賞
1995年（平成7年）6月：まちづくり月間建設大臣表彰を受賞
1997年（平成9年）11月22日：成田市都市計画事業公津東特定土地区画整理事業の施行により、公津の杜一丁目から公津の杜六丁目の町丁名が起立
1999年（平成11年）3月31日：区画整理事業が完了
1999年（平成11年）12月：ユアエルム成田店が開業
2006年（平成18年）4月：公津の杜小学校が開校
2013年（平成25年）4月：公津の杜中学校が開校
2013年（平成25年）7月：公津の杜複合施設（もりんぴあこうづ）が開館

都市空間

公津の杜の開発コンセプトは「交流」です。この地区は、旧建設省の「ふるさとの顔づくりモデル土地区画整理事業」に指定され、HOPE計画に基づいて計画的な都市開発が進められました。住宅地の地価は、2014年1月1日の公示地価で、公津の杜2丁目22番3の地点で8万5300円/m2となっています。

各丁目の特徴

公津の杜1丁目：戸建て住宅が中心で、幹線道路沿いにはコンビニエンスストアや衣料品店、パン屋などの商店が並んでいます。また、赤坂消防署公津分署が隣接しています。
公津の杜2丁目：戸建て住宅や集合住宅が混在し、駅周辺にはオフィスビル、学習塾、専門学校などが立地しています。
公津の杜3丁目：戸建て住宅や集合住宅があり、幹線道路沿いには産婦人科やファミリーレストランなどがあります。公津の杜小学校もこの丁目に位置しています。
公津の杜4丁目（公津の杜駅周辺）：土地区画整理事業に伴い、京成電鉄との連携で公津の杜駅が開設されました。駅舎は地下構造で騒音対策が施され、駅前にはユアエルム成田店やマンション、企業社宅、幼稚園などが建設されています。駅周辺は電線が地中化されており、美しい景観が保たれています。2013年には複合施設「もりんぴあこうづ」が、2016年には国際医療福祉大学成田キャンパスが開設されました。2017年には同大学に医学部も設置されました。
公津の杜5丁目：戸建て住宅が中心ですが、未分譲の空き地も目立ちます。近隣には生産緑地が残っています。公津の杜中学校があります。
公津の杜6丁目：戸建て住宅とマンションがあり、未分譲の空き地が点在しています。公津の杜地区最大の公園である公津の杜公園があり、週末は家族連れで賑わいます。

世帯数と人口

2017年10月31日現在

世帯数：データなし
人口：データなし

教育施設

大学

国際医療福祉大学成田キャンパス

専門学校

成田航空ビジネス専門学校

中学校

成田市立公津の杜中学校

小学校

成田市立公津の杜小学校

私立幼稚園

公津の杜幼稚園

私立保育園

公津の杜保育園

都市計画公園

近隣公園

公津の杜近隣公園（3.9ha）

街区公園

小谷津街区公園
琴平街区公園
南向野街区公園
南向野第二街区公園
向台街区公園
大作台街区公園
金掘街区公園
山王街区公園

交通

鉄道

京成電鉄 公津の杜駅

バス

千葉交通
公津の杜線
宗吾線

関連項目

千葉県のニュータウン一覧
京成電鉄
京成不動産
ユアエルム

近隣のニュータウン

成田ニュータウン
日吉台ニュータウン
千葉ニュータウン

外部リンク

京成電鉄

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