兵働昭弘

兵働 昭弘（ひょうどう あきひろ）

兵働昭弘は1982年5月12日に千葉県に生まれ、元プロサッカー選手であり、現在はサッカー指導者としての道を歩んでいます。現役時代のポジションはミッドフィールダーで、大学時代は筑波大学で学びました。彼のサッカーキャリアは2005年に始まり、以降多くのクラブで活躍しました。

来歴

筑波大学を卒業後、兵働は2005年に清水エスパルスに加入しました。入団当初は慣れないサイドバックとしての出場も経験しましたが、次第に中盤でのポジションに定着します。デビューからのわずか2試合目となる大宮アルディージャ戦で初ゴールを挙げ、以降の活躍の礎を築きました。

2007年には高校時代の同級生と結婚し、その後2009年シーズンからチームキャプテンとしての責任を担うようになります。また、2010年シーズンには小野伸二とインサイドハーフとしての役割を果たしました。

2011年には故郷である柏レイソルに完全移籍し、同年のリーグ優勝に貢献しますが、個人的には出場機会が限られていました。翌2012年にはジェフユナイテッド千葉に期限付き移籍し、移籍後すぐに横浜FC戦でゴールを決め、成功を収めます。

2013年から千葉に完全移籍し、2015年には大分トリニータへ移りますがその後の降格劇を経験しました。さらに同年12月に水戸ホーリーホックへ移籍し、ここでは41試合に出場し7アシストを記録するなど、チームの中心選手として活躍しました。

2016年には6年ぶりのJ1復帰を果たし、ヴァンフォーレ甲府に加入します。2018年1月にはプロとしての最初のクラブ、清水エスパルスに8シーズンぶりに復帰します。しかし、その年の11月には現役を引退することが発表されました。

引退後、2019年に清水のクラブスタッフとしてスカウト担当に就任し、さらにはトップチームのコーチに選ばれるなど、指導者としての役割を果たしています。

その他の活動

兵働は筑波大学在学中に体育の教員免許を取得し、サッカー界だけでなく教育の分野でも貢献できる知識を持っています。また、甲状腺機能障害を抱えたことにより、戦線離脱を経験していますが、健康を取り戻して周囲を元気づける姿勢を見せてきました。

所属クラブ

• - ユース経歴

- 七次台FC
- 白井市立七次台中学校
- 八千代高校 (1998年 - 2000年)
- 筑波大学 (2001年 - 2004年)

• - プロ経歴

- 清水エスパルス (2005年 - 2010年)
- 柏レイソル (2011年 - 2012年)
- ジェフユナイテッド千葉 (期限付き移籍, 2012年)
- ジェフユナイテッド千葉 (2013年 - 2014年)
- 大分トリニータ (2015年)
- 水戸ホーリーホック (2016年)
- ヴァンフォーレ甲府 (2017年)
- 清水エスパルス (2018年)

このように、兵働はプロサッカー選手としてだけでなく、現在も教育や指導において多くの経験を活かしています。サッカーの精神とチームワークを次世代に伝えるために、日々奮闘しています。

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