兵庫県手延素麺協同組合

兵庫県手延素麺協同組合について

兵庫県手延素麺協同組合は、豊かな自然に恵まれた兵庫県たつの市に本部を構える事業協同組合です。この組合は、地域特産品である「揖保乃糸（いぼのいと）」の生産者から成り立ち、原材料の調達や製品の販売を主な業務として行っています。組合員は、姫路市や宍粟市、たつの市、揖保郡太子町、さらには佐用郡佐用町に所在し、各地域で素麺の製造に従事しています。

設立と成り立ち

この協同組合は1887年（明治20年）9月9日に設立され、長い歴史を持つ団体です。2020年5月時点で、兵庫県西播磨県民局および中播磨県民センター管内には、438名の組合員が登録されています。理事長には、井上猛氏が就任しており、組合の運営や発展に寄与しています。また、組合の本部敷地内には第2代理事長であった澤野利正氏の銅像が設置されており、地域の伝統や歴史を学ぶためのスポットにもなっています。

支部の構成

兵庫県手延素麺協同組合は、いくつかの支部を持ち、それぞれが地元での生産を支えています。具体的には、たつの市に位置する神岡支部や東觜崎支部、新宮支部があります。また、姫路市には林田支部が、宍粟市には一宮支部や山崎支部がそれぞれ存在しています。これにより、地域の特徴を生かした素麺の生産が行われています。

附属施設

組合は「揖保乃糸資料館『そうめんの里』」や生産研究工場の「メンテック林田」といった附属施設を運営しています。資料館では、揖保乃糸の歴史や製造過程を学ぶことができ、観光スポットとしても人気があります。生産研究工場では、質の高い素麺作りを目指す研究や技術の開発が進められています。

公式情報

兵庫県手延素麺協同組合の公式ホームページでは、各種情報を掲載しており、揖保乃糸の魅力や最新のニュースなどが紹介されています。また、資料館「そうめんの里」に関する情報やアクセス方法もここで確認することができます。

この協同組合は、地域の素材を活かし、伝統的な製法に基づいて作られる高品質な素麺を提供し続けており、県内外で高く評価されています。

もう一度検索