兵庫県立いなみ野特別支援学校

兵庫県立いなみ野特別支援学校

兵庫県立いなみ野特別支援学校は、兵庫県加古郡稲美町国安に所在する県立の特別支援学校です。この学校は、主に知的障害のある児童および生徒を教育の対象としており、一人ひとりのニーズに応じたきめ細やかな教育を提供しています。

教育部門と特色

学校には、小学部、中学部、高等部が設置されており、それぞれの段階に応じた教育課程が編成されています。子どもたちの成長段階や発達特性に合わせた指導が行われ、社会生活に必要な知識や技能、自立に向けた力を育むことを目指しています。

また、病気療養中の子どもたちの学びを支援するため、国立病院機構兵庫あおの病院内にあおの訪問学級が設けられています。これにより、入院中の子どもたちも継続して学習に取り組むことが可能となっています。

部活動

部活動は、高等部の生徒を対象に実施されています。運動系ではサッカー部や陸上部、卓球同好会があり、文化系では美術部やパソコン同好会、そして健康増進を目的としたフィットネス同好会など、生徒の興味や関心に応じた多様な活動の機会が提供されています。これらの活動を通じて、体力向上や豊かな感性の育成、仲間との協調性を育んでいます。

沿革

兵庫県立いなみ野特別支援学校の歴史は、1980年4月1日に兵庫県立いなみ野養護学校として開校したことに始まります。当初は稲美町立天満小学校の仮設校舎を利用していましたが、同年8月1日には現在の校地へと移転しました。

学校の発展に伴い、1983年4月1日には高等部が設置され、教育対象の幅が広がりました。さらに、1985年9月1日にはプールが竣工するなど、施設設備の充実も図られていきました。

校名が現在の兵庫県立いなみ野特別支援学校に変更されたのは、特別支援教育制度への移行に伴うもので、2007年4月1日のことです。

近隣地域における特別支援学校の整備が進むにつれて、本校の通学区域にも変更がありました。2008年4月1日には、これまで本校に通学していた三木市および小野市に居住する児童生徒の通学先が兵庫県立のじぎく特別支援学校に変更されました。また、2009年4月1日には播磨町に東はりま特別支援学校が新設されたことに伴い、本校の学区が一部縮小されました。これらの変更は、地域ごとのニーズに合わせた教育提供体制を構築するための一環として実施されました。

通学区域

本校の通学区域は、以下の地域です。

明石市（全域）
加古川市（神吉中学校、志方中学校、両荘中学校、山手中学校、陵南中学校、氷丘中学校の各校区）
* 稲美町（全域）

これらの区域に居住し、知的障害教育の対象となる児童生徒が本校に通学しています。

関連情報

兵庫県内には、本校以外にも様々な特別支援学校があります。それらの学校については、兵庫県特別支援学校一覧を参照することで、情報を得ることができます。

また、学校のより詳細な情報や最新の活動状況については、公式ウェブサイトである兵庫県立いなみ野特別支援学校の外部リンクからご確認いただけます。

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