兵庫県立芦屋南高等学校

兵庫県立芦屋南高等学校の概要

兵庫県立芦屋南高等学校は、兵庫県芦屋市に存在した全日制公立高等学校で、1979年に開校されました。通称「芦南」とも呼ばれていたこの学校は、地域の教育を支える重要な役割を担い、様々な学科を設置して多様な教育を実施しました。

教育方針

本校の教育方針は "時代の要請に応えて" でした。生徒には豊かな心を育み、生涯にわたって学び続ける資質を持った人間に成長することを期待していました。また、国際感覚を養うことで、個性豊かで多様な価値観を持つ人材の育成を目指しました。

沿革

学校の歴史は1979年から始まります。以下は芦屋南高の主な沿革です。

• - 1979年3月: 校名が決定。
• - 1980年4月: 普通科国際文化コースを設置。
• - 1983年4月: 国際文化コースが改定され、国際文化科として新たに設立。
• - 1987年: 理数コースを普通科内に設置。
• - 1991年: 英検2級取得率や国際理解教育において「ゆずりは賞」を受賞。
• - 1995年1月: 阪神・淡路大震災が発生し、多くの生徒と教員が犠牲になる。
• - 1998年: 国際文化科の学級数を増加。
• - 2000年: 公立中高一貫校設置の計画が発表。
• - 2003年: 生徒募集を停止し、国際高等学校や国際中等教育学校の設立に向けての準備が進む。
• - 2005年3月: 芦屋南高等学校は閉校。
• - 同年5月: 記念碑の除幕式が行われ、学校の歴史が再確認される。

学校の特色

生徒は多様なカリキュラムの中から選択することができ、普通科には一般コースと理数コースがありました。国際文化科も全日制の課程として設けられ、国際的な視点の教育が行われていました。特に、邦楽部は全国高等学校総合文化祭に出場するなど、文化面でも成果を上げていました。

所在地と通学区域

兵庫県芦屋市新浜町に位置するこの学校は、神戸市内の中央区、灘区、東灘区からも通学可能でした。国際文化科に関しては、県下全域からの生徒を受け入れていました。

出身者

多くの著名人がこの学校を卒業しています。著名な漫画家の畑健二郎や、俳優の鈴木亮平、モデルのミカエル、女優の大久保麻理子などがその一例です。彼らは、学校での経験を活かして各々の分野で活躍しています。

まとめ

兵庫県立芦屋南高等学校は、教育改革の時代において国際感覚を重視した革新的な教育を提供した学校でした。その歴史は短いものでしたが、地域の教育に多大な影響を与え、多くの人材を育て上げました。2005年の閉校後も、記念碑を通じてその存在は語り継がれています。

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