兵庫県道125号洲本松帆線

兵庫県道125号洲本松帆線

概要

兵庫県道125号洲本松帆線（ひょうごけんどう125ごう すもとまつほせん）は、兵庫県洲本市を下加茂二丁目から出発し、南あわじ市松帆古津路に至る一般県道です。淡路島の中央部から南部にかけてを縦断するルートをたどり、二つの市を結ぶ交通路として利用されています。総延長距離は12.794キロメートルを測ります。

路線状況

この県道の大部分は車両がスムーズに通行できる2車線区間として整備されています。しかしながら、全線にわたって快適な通行が保証されているわけではなく、一部の区間では道幅が狭くなる「狭隘（きょうあい）区間」が存在します。具体的には、洲本市の上内膳から納、南あわじ市の広田広田から榎列掃守、そして榎列掃守から終点の松帆古津路にかけての区間で、自動車同士のすれ違いが難しい箇所が見られます。

過去には、平成16年に発生した台風第23号による災害の影響を受け、洲本市内の下加茂交差点と桑間交差点の間を結ぶ新加茂橋が損傷し、一時的に通行止めとなる事態が発生しました。この区間は長期間にわたり不通となっていましたが、復旧工事を経て、2012年（平成24年）3月26日に無事開通し、再び円滑な交通が可能となりました。

また、本路線のうち、南あわじ市内の広田広田を通る一部区間は、災害発生時などに重要な役割を果たす緊急輸送道路に指定されています。

通称

地域住民の間では、「美緑ロード（みりょくロード）」という愛称で親しまれています。この愛称は、沿線の豊かな自然景観に由来するものと考えられます。

重複区間

兵庫県道125号は、複数の他の県道と一部区間で経路を共有しています。

兵庫県道474号下内膳物部線: 洲本市の起点である下加茂二丁目の下加茂交差点から、同じく洲本市内の桑間交差点までの区間が重複しています。
兵庫県道472号鳥飼浦洲本線: 洲本市の上内膳にある上内膳交差点から、同じく上内膳の二本松交差点までの区間が重複しています。

道路施設

本路線上には、いくつかの主要な橋梁が架けられています。

下加茂橋: 洲本市内で洲本川を渡ります。
桑間橋: こちらも洲本市内で洲本川に架かる橋です。
松島橋: 南あわじ市内で倭文（しとおり）川を渡ります。

これらの橋は、河川を横断し、路線の連続性を保つ上で重要な役割を担っています。

地理

通過する自治体

兵庫県道125号線は、以下の二つの市を通過します。

洲本市
南あわじ市

交差する道路

本路線は、ルート上で他の主要な道路と交差または接続しています。

兵庫県道46号洲本五色線（洲本市下加茂二丁目、下加茂交差点 - 起点）
兵庫県道474号下内膳物部線（洲本市下加茂二丁目 - 洲本市桑間） ※重複区間
兵庫県道472号鳥飼浦洲本線（洲本市上内膳） ※重複区間
兵庫県道31号福良江井岩屋線（南あわじ市松帆古津路、御原橋北詰交差点 - 終点）
E28 神戸淡路鳴門自動車道（洲本インターチェンジに接続）

沿線

道路沿いには、様々な施設が点在しています。

パナソニックエナジー社洲本工場
神戸淡路鳴門自動車道 洲本インターチェンジ (E28)
神戸淡路鳴門自動車道 洲本バスストップ
神戸淡路鳴門自動車道 緑パーキングエリア
神戸淡路鳴門自動車道 緑バスストップ
淡路家畜保健衛生所
サンライズ淡路・淡路ふれあい公園
南あわじ市企業団地
淡路交通 湊バスターミナル
松帆郵便局
* 南あわじ市立松帆小学校

これらの施設は、地域の生活や産業、交通において重要な拠点となっています。

本路線は、淡路島内の移動において、特に洲本市南部から南あわじ市北部を結ぶ重要なルートの一つとして機能しています。

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