兵庫県道185号・大阪府道112号絹延橋停車場線

概要

兵庫県川西市から大阪府池田市にかけて、猪名川を渡って両市を結ぶ重要な生活道路が、一般県府道である兵庫県道185号・大阪府道112号絹延橋停車場線です。この路線は、兵庫県川西市絹延町を起点とし、大阪府池田市木部町を終点としています。

特筆すべきは、府県境をまたぐ路線であるにも関わらず、兵庫県と大阪府とで路線番号が統一されていない点です。通常、このような越境路線は600番台の共通番号が付与されるのが原則ですが、この路線に関しては、将来的に沿線自治体である地元市へ管理が移管される方針があるため、例外的にそれぞれの府県で異なる番号（兵庫県では185号、大阪府では112号）が維持されています。なお、兵庫県側の112号、および大阪府側の185号は、いずれも現在欠番となっています。

路線データ

この路線の具体的な起点と終点は以下の通りです。

起点: 兵庫県川西市絹延町。能勢電鉄妙見線の絹延橋駅前に位置しています。
終点: 大阪府池田市木部町。ここでは、絹延橋交差点において主要幹線道路である国道173号と接続します。

路線距離自体は比較的短いながらも、鉄道駅と主要国道を結ぶ、地域交通における結節点としての役割を担っています。

路線状況と地理

路線は兵庫県川西市から始まり、猪名川を渡って大阪府池田市に至ります。この区間には、重要な道路施設として「絹延橋」があります。この橋は大阪府池田市側に位置し、市境を形成する猪名川に架かっており、両市を結ぶ交通の要衝となっています。

路線が通過する自治体は、兵庫県川西市と大阪府池田市の二つのみです。両市は猪名川を挟んで隣接しており、この県府道は両市の地域住民の日常的な往来を支えています。

終点である大阪府池田市の絹延橋交差点では、南北に走る国道173号と交差します。この接続により、地域の交通ネットワークにおいて、駅からのアクセスと広域幹線道路への接続という二つの機能を持っています。

また、この路線は能勢電鉄妙見線と近接しており、起点が絹延橋駅前であることからも分かるように、鉄道へのアクセス路としての性格も強く持っています。沿線には能勢電鉄妙見線の絹延橋駅があり、駅利用者の重要なアクセスルートとなっています。

このように、兵庫県道185号・大阪府道112号絹延橋停車場線は、府県境を跨ぐ短いながらも、能勢電鉄絹延橋駅と国道173号を結び、地域住民の生活や交通を支える役割を果たしている一般県府道です。特に、府県を跨ぐ路線としては珍しい路線番号の付与状況は、将来的な管理方針が背景にあるという興味深い特徴を持っています。

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