兵庫県道401号中島姫路停車場線

兵庫県道401号 中島姫路停車場線

兵庫県姫路市内を南北に縦貫する一般県道として、兵庫県道401号中島姫路停車場線（ひょうごけんどう401ごう なかしまひめじていしゃじょうせん）が指定されています。この路線は、姫路市の南部に位置する飾磨区の中島地区を出発点とし、市の玄関口であるJR姫路駅の南口周辺を終点としています。総延長は4.140キロメートルと比較的に短いながらも、地域住民や駅利用者にとって重要な役割を担う道路の一つです。

路線の変遷

現在の兵庫県道401号中島姫路停車場線は、その名称が変更された経緯を持ちます。かつて、この路線は兵庫県道401号阿成姫路停車場線（ひょうごけんどう401ごう あなせひめじていしゃじょうせん）という名称でした。しかし、2013年（平成25年）4月26日に兵庫県によって路線名が変更され、現在の「中島姫路停車場線」となりました。この変更は、同日付で公布された兵庫県告示第689号に基づいて行われています。

路線データと経路

この県道の起点は、姫路市飾磨区中島に位置する市川浜手大橋西交差点です。ここでは国道250号と接続しており、さらに兵庫県道516号姫路環状線とも交差しており、起点のこの地点から一部区間で兵庫県道516号と重複しています。

終点は、姫路市南駅前町、具体的にはJR西日本および山陽電気鉄道の姫路駅前となります。姫路駅には、山陽本線、姫新線、播但線といった在来線に加え、山陽新幹線、そして山陽電気鉄道本線が乗り入れており、鉄道交通の拠点となっています。終点では、兵庫県道219号姫路停車場線の起点や、兵庫県道402号白浜姫路停車場線の終点と接続しており、駅への主要なアクセスルートの一翼を担っています。

路線状況

路線の一部には他の県道との重複区間が存在します。

まず、起点の姫路市飾磨区中島にある市川浜手大橋西交差点から、姫路市南条にかけての区間は、兵庫県道516号姫路環状線との重複区間となっています。このため、この区間は両方の県道として機能しています。

次に、姫路市北条にある姫路駅南交番前交差点から終点の姫路市南駅前町までの区間は、兵庫県道219号姫路停車場線および兵庫県道402号白浜姫路停車場線との重複区間です。姫路駅南口周辺の道路は、これらの複数の県道によって構成されており、交通結節点としての役割を強化しています。

地理的特徴と沿線施設

兵庫県道401号中島姫路停車場線が通過する自治体は、姫路市のみです。その経路において、沿線には地域にとって重要な施設が点在しています。

例えば、姫路市立高浜小学校や姫路市役所がこの県道沿線またはその近隣に位置しています。特に姫路市役所は市の行政の中心であり、多くの市民が訪れる場所です。さらに、前述の通り、終点付近にはJR姫路駅と山陽電気鉄道本線の姫路駅があり、これは広域からの利用者が集まる一大ターミナルです。道路は途中で山陽電気鉄道本線と交差しており、鉄道との関連も深い路線と言えます。

このように、兵庫県道401号中島姫路停車場線は、姫路市南部の住宅地や産業地域と、市の中心部である姫路駅を結ぶ生活道路、経済活動を支える道路としての機能に加え、市役所へのアクセス路としても利用されており、地域の交通ネットワークにおいて多様な役割を果たしています。

通過する自治体

兵庫県姫路市

主な交差道路

国道250号
兵庫県道516号姫路環状線
兵庫県道219号姫路停車場線
兵庫県道402号白浜姫路停車場線

沿線の主要施設

姫路市立高浜小学校
姫路市役所
姫路駅（JR西日本、山陽電気鉄道）

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