兵庫県道418号付城細江線

兵庫県道418号付城細江線（ひょうごけんどう418ごうつけしろほそえせん）は、兵庫県姫路市飾磨区内を東西に横断する形で指定された一般県道です。姫路市の南部に位置する飾磨区は、古くからの市街地と播磨灘に面した港湾部を併せ持つ地域であり、この県道は飾磨区内の東西交通を担う重要な路線の一つとして機能しています。飾磨区付城の付城交差点から飾磨区細江の材木市場北交差点に至る、総延長約2.4キロメートルの区間を結んでおり、地域住民の日常生活や産業活動を支える道路として利用されています。

路線データ

本路線の詳細なデータは以下の通りです。

起点: 兵庫県姫路市飾磨区付城
起点は、姫路市飾磨区付城に位置する付城交差点です。この交差点は、南北方向の幹線道路である兵庫県道415号和久今宿線との交点であり、県道415号を介して姫路市の内陸部方面や他の地域へのアクセスが可能となっています。県道418号は、この付城交差点から東方向へ路線をスタートさせます。
終点: 兵庫県姫路市飾磨区細江
終点は、姫路市飾磨区細江に位置する材木市場北交差点です。この交差点は、姫路港方面へ向かう兵庫県道62号姫路港線との交点となっています。県道62号は姫路市の中心部や主要な港湾施設を結ぶ重要な路線であり、材木市場北交差点は県道418号が飾磨港へのアクセス路に接続する地点となります。
総延長: 2.449 km
本路線の総延長距離は、約2.449キロメートルです。この比較的短い距離の中で、飾磨区内の市街地を通り抜け、二つの主要な県道を結びつけています。

路線状況

兵庫県道418号付城細江線は、全線が姫路市飾磨区の市街地を通過します。沿道には住宅地、商店、事業所、学校などが密集しており、地域住民の生活道路として利用される頻度が高い路線です。市街地を通るため、複数の信号機が設置されており、時間帯によっては通勤・通学車両や商業車両によって交通量が増加し、混雑が見られる区間もあります。しかし、総じて短い距離であるため、地域内の移動手段としては利便性の高い道路と言えます。

道路施設

本路線上には、姫路市飾磨区内を流れるいくつかの河川を渡るための橋梁が設置されています。これらの橋梁は、県道の連続性を確保し、円滑な交通を維持する上で重要な役割を果たしています。

高町橋: 大井川に架かる橋です。
構西橋: 水尾川に架かる橋です。
構南橋: 船場川に架かる橋です。

これらの河川は飾磨区内を流れ、都市景観の一部となっています。高町橋、構西橋、構南橋は、それぞれこれらの河川を安全に渡るために整備されており、地域住民の生活や物流を支える基盤となっています。

地理

兵庫県道418号付城細江線は、その全線が兵庫県姫路市の市域内に含まれます。より具体的には、姫路市の南部に位置する飾磨区のエリア内のみを通過します。起点である飾磨区付城から、飾磨区構、飾磨区恵美酒、飾磨区中島、飾磨区細江といった飾磨区内の地域を東西に横断するように経路が設定されています。この地理的な位置関係から、飾磨区内の地域間を結ぶローカルな幹線道路としての性格が強い路線です。

交差する道路

本路線と交差または接続する主要な道路は以下の通りです。

兵庫県道415号和久今宿線（起点：付城交差点）
兵庫県道62号姫路港線（終点：材木市場北交差点）

上記の二つの交差点が、県道418号が他の主要な県道ネットワークと接続する地点です。起点の兵庫県道415号は姫路市北部から南部にかけて縦断する路線、終点の兵庫県道62号は姫路中心部や港湾部へ向かう路線であり、県道418号はこれらの路線を結ぶことで、飾磨区内の東西方向のアクセスを補完しています。

沿線

兵庫県道418号付城細江線の沿線には、地域住民が利用する様々な施設や交通の要衝があります。

JR西日本山陽本線英賀保駅
県道沿線、あるいはその近傍に位置する主要な鉄道駅です。県道418号は、英賀保駅へのアクセス道路として利用されることがあり、駅周辺の賑わいを支えています。
姫路市立飾磨西中学校
県道沿線に位置する公立中学校です。通学時間帯には、この県道が多くの生徒に利用される通学路の一部となっています。

これらの沿線施設は、兵庫県道418号付城細江線が単なる通過交通の道路ではなく、地域住民の日常生活、通勤・通学、買い物などを支える密着した生活道路としての役割を果たしていることを示しています。総延長は短いながらも、飾磨区内の特定の地域を結び、その利便性を高める上で重要なインフラストラクチャーです。

兵庫県道418号付城細江線