兵庫県道420号石倉太子線

兵庫県道420号石倉太子線

兵庫県道420号石倉太子線（ひょうごけんどう420ごう いしくらたいしせん）は、兵庫県南西部、姫路市から揖保郡太子町にかけてを連絡する一般県道です。地域の生活道路として機能しており、その全長は約5.1キロメートルにおよびます。

概要

この県道は、姫路市北部の石倉地域を起点とし、南西方向へ進んで揖保郡太子町の太田地域に至るルートを取ります。具体的な起点は姫路市石倉の石倉交差点であり、ここでは兵庫県道724号姫路新宮線と接続しています。一方、終点は揖保郡太子町太田の太田交差点で、国道179号および兵庫県道421号大江島太子線と交わっています。

路線の大部分において、大津茂川の中流域に沿って進むのが特徴です。地形的な制約を受けながら、沿線の集落を結び、地域住民の日常的な移動を支えています。

道路状況

兵庫県道420号石倉太子線は、総延長約5キロメートルの中に様々な道路状況が見られます。

幅員の状況: 姫路市太市地域から揖保郡太子町上太田地域にかけての区間は、姫路西バイパスに並行しており、比較的道幅が広く2車線が確保されています。この区間では比較的スムーズな通行が可能ですが、それ以外の多くの区間では道幅が狭くなっています。
交通の難所: 特に終点近くになるにつれて道幅はさらに狭まる傾向にあり、すれ違いが困難な箇所が多く存在します。にもかかわらず、地域の主要幹線道路へのアクセス路として利用されるため、大型車両の通行が少なくありません。このため、終点付近は交通上のボトルネック、いわゆる難所となっており、ドライバーには注意深い運転が求められます。

主要な道路施設

路線上にはいくつかの構造物がありますが、代表的なものとして以下の橋梁が挙げられます。

新中村橋（大津茂川を渡る、姫路市内に位置）

地理

この路線が通過する自治体は以下の通りです。

姫路市
揖保郡太子町

交差・接続する道路

兵庫県道724号姫路新宮線（起点：姫路市石倉、石倉交差点）
国道179号（終点：揖保郡太子町太田、太田交差点）
兵庫県道421号大江島太子線（終点：揖保郡太子町太田、太田交差点）

また、路線は途中でJR西日本姫新線と立体交差しています。

沿線

沿線には地域の拠点となる施設が点在しています。

JR西日本姫新線 太市駅
姫路市立太市小学校

兵庫県道420号石倉太子線は、全長は短いながらも、地域の交通網において一定の役割を担っています。特に狭隘区間における安全確保が課題となる路線です。

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