兵庫県道463号室津志筑線

兵庫県道463号室津志筑線

兵庫県道463号室津志筑線（ひょうごけんどう463ごう むろつしづきせん）は、兵庫県淡路市に指定されている一般県道です。この路線は、淡路島の北部、具体的には淡路市内の室津地区と志筑地区を結んでおり、地域の交通ネットワークにおいて重要な役割を担っています。

概要

本路線は、淡路市室津を起点とし、北上して淡路市志筑を終点とする約12キロメートルの道のりです。淡路市を縦断する形で走っており、沿線住民の日常生活における移動手段として、また地域間のアクセスを支える生活道路として機能しています。

路線情報

起点と終点

路線の起点は、淡路市室津に位置しています。ここでは、兵庫県道31号福良江井岩屋線と接続しています。この県道31号線は、淡路島の南端にある福良から西海岸を経て北部の岩屋までを結ぶ主要な路線であり、室津志筑線がこれに接続することで、淡路島南西部へのアクセスが可能となります。

一方、路線の終点は、淡路市志筑に定められています。ここでは、兵庫県道66号大谷鮎原神代線に接続します。県道66号線は淡路島の中央部を東西に横断する傾向があり、室津志筑線がこれに接続することで、淡路島のより内陸部や東海岸方面（国道28号線方面など）への連絡が図られています。

路線データ

本路線の総延長は、11.926キロメートルです。これは、一般県道としては標準的な長さであり、淡路市内の二つの主要地区を結ぶのに適した規模と言えます。

また、この路線には事前通行規制区間が設定されています。具体的には、路線の途中にある生田大坪地区から終点の志筑地区にかけての区間です。この事前通行規制区間とは、大雨や台風などの異常気象が予測される場合や発生した際に、道路の安全を確保するために、事前に通行止めなどの交通規制が行われる可能性のある区間を示します。該当区間を通行する際は、気象情報や道路情報の確認が推奨されます。

地理と沿線

兵庫県道463号室津志筑線が通過する自治体は、淡路市のみです。路線の全区間が淡路市内に含まれており、同市内の交通網の一部を構成しています。

沿線には、いくつかの地域施設や店舗が見られます。例えば、地域住民の郵便業務などを支える室津郵便局があります。また、近年注目されている観光関連施設として、淡路島ホタルカフェや、古民家を再生した「島のごちそう。古民家カフェと宿 淡」といった施設も沿線に位置しています。これらの施設は、地域生活の利便性を高めるとともに、淡路島を訪れる観光客にとっても立ち寄りやすい場所となっており、本路線が生活道路としてだけでなく、観光ルートの一部としての側面も持っていることを示唆しています。

関連情報

兵庫県道463号室津志筑線は、数多く存在する「兵庫県の県道一覧」の一つとして位置づけられています。兵庫県内には、本路線のように特定の市町村内を結ぶ一般県道が多数あり、それぞれが地域の交通網を支えています。

この県道は、淡路市内の移動において、特に室津と志筑、そしてそれに接続する周辺地域との連携に貢献しており、地域社会の維持・発展に寄与する重要なインフラストラクチャーと言えるでしょう。

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