兵庫県道466号鮎原江井線

兵庫県道466号鮎原江井線

概要

兵庫県道466号鮎原江井線（ひょうごけんどう466ごう あいはらえいせん）は、兵庫県に認定された一般県道の一つです。淡路島のほぼ中央部を横断し、洲本市五色町から淡路市に至る約8.5キロメートルの比較的短い路線ですが、沿線地域の重要な交通路としての機能を持っています。

この路線の起点は、洲本市五色町鮎原南谷にある南谷交差点です。ここでは、淡路島の南北を結ぶ主要な道路の一つである兵庫県道66号大谷鮎原神代線と接続しています。内陸部の集落である鮎原地区から、県道66号を介して島内各地へのアクセスが可能です。

一方、終点は淡路市江井に位置する桃川交差点です。この交差点は、淡路島の東海岸沿いを走る主要地方道である兵庫県道31号福良江井岩屋線との交点となっており、また、江井港へと通じる兵庫県道230号江井港線の終点とも重複しています。複数の県道が集まるこの場所は、地域の交通網において重要な結節点としての役割を果たしています。

路線の総延長は8.532キロメートルであり、その経路は淡路島の中央に広がる山間部や田園地帯を縫うように通っています。

路線状況

兵庫県道466号鮎原江井線には、他の県道と一部区間を共有する重複区間が存在します。具体的には、淡路市山田甲の地域において、兵庫県道468号明神安乎線と重複しています。この重複区間では、一時的に両方の県道の指定が重なり、同じ道路を走行することになります。県道468号は、明神地区から内陸部の安乎地区を経て山間部へと向かう路線であり、鮎原江井線との重複は限定的な区間に留まります。

道路の整備状況は区間によって異なりますが、地域間の連絡や生活道路として機能するために必要な維持管理が行われています。

地理

本路線が通過する自治体は、起点を有する洲本市と、終点を有する淡路市の二つの市です。洲本市の旧五色町域と淡路市の旧津名町域の一部を結んでいます。

路線の沿線には、地域の生活に密着した施設が見られます。例えば、洲本市側には地域の子どもたちが学ぶ洲本市立鮎原小学校があり、淡路市側には地域住民の郵便や金融サービスを担う淡路山田郵便局があります。これらの施設は、本路線が地域の生活空間と深く結びついていることを示しています。

主要な交差点とその接続道路は以下の通りです。

南谷交差点（洲本市五色町鮎原南谷）：兵庫県道66号大谷鮎原神代線
淡路市山田甲地内の一部区間：兵庫県道468号明神安乎線（重複区間）
桃川交差点（淡路市江井）：兵庫県道31号福良江井岩屋線、兵庫県道230号江井港線

本路線は、内陸部の農村地域と東海岸の漁港や集落を結ぶ役割を担っており、沿線には田畑や山林、そして集落が点在する風景が広がっています。

特徴と役割

兵庫県道466号鮎原江井線は、淡路島における地域間を結ぶ連絡道路としての側面と、沿線住民の日常生活を支える生活道路としての側面を併せ持っています。起終点で主要な南北方向の県道と接続することにより、内陸部から海岸部、あるいはその逆方向への移動を円滑にし、地域の活性化に貢献しています。また、沿線の小学校や郵便局といった公共施設へのアクセスを提供する上で重要な役割を果たしています。

関連項目

兵庫県の県道一覧

本路線のように、淡路島には地域の特性に応じた様々な県道が整備されており、それぞれが島内の交通網の一端を担っています。兵庫県の県道一覧を参照することで、他の県道との関連性や、島全体の道路ネットワークにおける位置づけを理解することができます。

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