兼松由香

兼松由香（かねまつ ゆか）

兼松由香は、1982年6月17日生まれの日本のラグビーユニオン指導者であり、元日本代表選手です。愛知県一宮市出身で、愛知教育大学を卒業しています。選手時代のポジションはウィング（WTB）で、身長160cm、体重64kgと小柄ながらも、その卓越したスピードとアジリティで多くのファンを魅了しました。旧名は本間由香。

選手としてのキャリア

兼松選手は5歳からラグビーを始め、愛知教育大学から中京大学大学院へと進学しました。クラブチームでは名古屋レディースR.F.Cに所属し、15人制日本代表としては13キャップ、女子セブンズ日本代表としては28キャップを獲得しました。特に7人制ラグビーでは、そのスピードと決定力を活かし、チームの中心選手として活躍しました。2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、チーム最年長として出場し、その経験とリーダーシップでチームを牽引しました。これは、彼女の選手キャリアにおけるハイライトの一つと言えるでしょう。

2002年には、女子ラグビーワールドカップの日本代表にも選出されており、国際舞台での豊富な経験は、現在の指導者としての活動にも大きく影響を与えています。

指導者としてのキャリア

2018年から指導者としてのキャリアをスタートさせ、2019年からは女子セブンズユースアカデミーのヘッドコーチを務め、若手選手の育成に力を注ぎました。その指導手腕は高く評価され、アジアラグビーセブンズシリーズ2023タイ大会では、女子セブンズ日本代表のヘッドコーチ代行としてチームを優勝に導くという快挙を達成しました。そして、2024年8月13日、満を持して女子7人制日本代表のヘッドコーチに就任しました。

プレースタイル

選手時代のプレースタイルは、小柄ながらもスピードとアジリティを活かした突破力が持ち味でした。また、優れた判断力とポジショニングで、チームの得点に大きく貢献しました。これらの特長は、指導者となった今も、選手育成において重要な要素として伝えられています。

人物

兼松由香は、常にチームを第一に考えるリーダーシップと、選手一人ひとりの個性を尊重する指導が特徴です。その情熱的な指導スタイルは、多くの選手から信頼を集めています。ラグビーへの深い愛情と、卓越した指導力で、日本女子ラグビー界の発展に大きく貢献することが期待されています。

関連項目

愛知県出身の人物一覧
ラグビー女子日本代表
7人制[[ラグビー女子日本代表]]
愛知教育大学

外部リンク

兼松由香 選手プロフィール
第31回オリンピック競技大会 プロフィール
* 第17回アジア競技大会 プロフィール

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