内藤正友

内藤正友（ないとう まさとも）は、寛文3年（1663年）に武蔵赤沼藩の初代藩主である内藤正勝の長男として生まれました。元禄7年（1694年）8月7日、父が大阪定番在職中に死去したため、家督を継ぎ、赤沼藩の二代藩主となりました。

元禄16年（1703年）には、大阪定番に任じられ、その際に知行地を信濃岩村田に移されました。この移封に伴い、領内を治めるための法度として、全37か条からなる領内法度を発布し、領民統治の基礎を固めました。

正徳元年（1711年）8月7日に49歳で死去しました。長男の正能は元禄14年（1701年）に早世していたため、家督は次男の正敬が継ぐこととなりました。

正友の系譜は以下の通りです。

父：内藤正勝
母：内藤政次の娘

正室と継室は二人いました。

正室：屋代忠位の娘
継室：稲垣重氏の娘

また、側室もいました。

側室：某氏

正友には三人の息子がいました。

長男：内藤正能（生母は正室）
次男：内藤正敬（生母は側室）
三男：内藤正直（生母は側室）

娘は久世広寛に嫁ぎました。

内藤正友は、赤沼藩、そして岩村田藩の藩主として、藩政の安定に尽力しました。特に岩村田藩においては、領内法度を定めることで、領民の生活を安定させ、藩の基礎を築きました。彼の功績は、後世にまで語り継がれています。

参考文献

* 「寛政重修諸家譜 巻第815」

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