円周率の日

円周率の日とは

円周率の日（えんしゅうりつのひ）は、円周率に由来する記念日で、主に3月14日を指します。この記事では、円周率の日について詳しく解説します。

3月14日：円周率の日

3月14日は、多くの国で「3-14」と日付が表記され、この数字が円周率の小数表記「3.14159265...」の最初の3桁と一致することから「円周率の日」とされています。

祝い方

通常、この日は1時59分、または午後3時9分（15時9分）にお祝いします。これらの時刻を数字で表記するとそれぞれ「1:59」と「15:9」になり、日付の「3.14」と合わせて円周率の最初の6桁を表しています（π=3.141592653…）。

円周率の日の祝い方は様々です。円周率が果たす役割について考えたり、円周率が存在しない世界を想像したりする人もいます。また、「パイ」を食べる、映画「π」を鑑賞するなど、「パイ」に関連する行為を楽しむ人もいます。一部の学校の数学科では、この日にパーティーが開かれることもあります。

アメリカ合衆国下院の決議

2009年には、アメリカ合衆国下院で3月14日を「全米円周率の日」とする決議案が可決されました。

その他の記念日

この日は、アルベルト・アインシュタインの誕生日（1879年3月14日）でもあり、日本では1997年に日本数学検定協会によって「数学の日」にも制定されています。

究極の円周率の日？

1592年3月14日6時53分58秒は、「究極の円周率の日（時間）」と呼ばれることがあります。この時間をアメリカ式で記述すると「3/14/1592 6:53.58」となり、円周率の上12桁と一致するためです。

ただし、当時知られていた円周率の値は小数で3.141592653であり、アメリカ合衆国は存在せず、アメリカ式の日付表記が一般的であったかも定かではありません。また、当時はユリウス暦からグレゴリオ暦への移行期であり、円周率に対する関心も現在ほど高くなかったと考えられます。

円周率近似値の日

円周率近似値の日（えんしゅうりつきんじちのひ）と呼ばれる日もいくつか存在します。

7月22日

7月22日は、ヨーロッパ式では「22/7」と表記されます。この記号「/」を割り算の記号と見なすと、アルキメデスが求めた円周率の近似値となります。

12月21日（閏年は12月20日）

中国における近似値の日です。新年から355日目であり、祖沖之が求めた円周率の近似値「355/113」の分子に由来します。分母に当たる1時13分にお祝いされることがあります。

4月27日

新年からこの日までに地球が公転する距離が2天文単位となることに由来します。地球の公転軌道の長さと移動距離の比が円周率に近似することによります。

11月10日（閏年は11月9日）

新年から314日目であることから、円周率の3.14にちなんでいます。

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