冬の稲妻

アリスが1977年10月5日にリリースした11枚目のシングル「冬の稲妻」は、日本の音楽史にその名を刻む代表的な楽曲の一つです。

発売当初は、その魅力が十分に伝わらず、売り上げは伸び悩みました。しかし、翌1978年に入ると、その状況は一変します。アリスとして初めてオリコンの週間TOP10入りを果たし、瞬く間にヒットソングとなりました。1978年度の年間売り上げでは16位を記録し、その人気を不動のものとしました。

「冬の稲妻」は、音楽番組への出演も果たしています。1978年1月より放送が開始されたTBSテレビの音楽番組「ザ・ベストテン」では、この曲で初ランクインを果たし、お茶の間にもその歌声を届けました。

2020年10月28日にはMEG-CDで再発され、再び注目を集めています。

収録曲は以下の通りです。

SIDE 1: 冬の稲妻 [3:05]
SIDE 2: 街路樹は知っていた [3:20]

両曲ともに、作詞は谷村新司、作曲は堀内孝雄、編曲は石川鷹彦が手掛けています。

「冬の稲妻」は、多くのアーティストによってカバーされています。

門田頼命（1991年にノエビアのCMソングとしてカバー）
内藤やす子（1993年11月3日発売のシングル「冬の稲妻」でカバー／編曲：土方隆行）
嘉門達夫
浅田美代子とのシングル「デュエット替え歌メドレー」の一節に使用。
* 「冬の人妻〜冬の稲妻〜」として替え歌にしてカバー（2006年4月21日発売のアルバム『笑撃王』に収録）。

「冬の稲妻」は、1977年、1978年の音楽シーンを代表する楽曲の一つであり、アリスの代表曲として、今もなお多くの人々に愛され続けています。

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