出雲北陵中学校・高等学校

出雲北陵中学校・高等学校の概要

出雲北陵中学校・高等学校（いずもほくりょうちゅうがっこう・こうとうがっこう）は、島根県出雲市西林木町に所在する私立の教育機関です。この学校は、1909年に創立されて以来、地域教育の一端を担い、多様な教育プログラムを提供してきました。学校は中高一貫の6年間の教育制度を持ち、より広い進路選択を可能にしています。

学校の歴史

出雲北陵の起源は、1909年に設立された今市裁縫女学校に遡ります。1913年には新たに校舎を建設し移転しましたが、1951年に学校法人水谷学園が経営主体となり、1955年には出雲女子高等学校に改名。1983年には男女共学に移行し、出雲北陵高等学校に名称を変更しました。1984年に新校舎を完成させ、その後も音楽や美術コースなど、多様な専門コースを整備し続けています。

1996年には中学校が開校され、2009年には創立100周年を迎えるなど、歴史と伝統を重んじた教育を続けています。

設置学科とカリキュラム

中学校

• - 中高一貫6ヵ年教育

高等学校

• - 普通コース
• - 進学系普通コース
• - 教養系普通コース
• - 情報ビジネス系普通コース
• - 保育系普通コース
• - 看護医療普通コース
• - 特別進学コース
• - 音楽コース
• - 美術・CGデザインコース

多様な学科については、進路や興味に応じて幅広い選択肢が用意されており、学ぶ学生のニーズに柔軟に対応しています。

部活動

学校生活の充実を図るため、さまざまな部活動が展開されています。中学校・高等学校での体育系部活には、野球部、サッカー部、バスケットボール部などがあります。また、文化系においても吹奏楽部や美術部、写真部など、多岐にわたる活動があります。これにより、生徒たちは得意分野を伸ばしつつ、仲間と協力する経験を積むことができます。

交通アクセス

出雲北陵は、出雲市内の交通の便が良く、特に電車では一畑電鉄川跡駅から徒歩15分、またバスではJR出雲市駅から「大寺」方面行きに乗り、「北陵高校前」で下車することでアクセスできます。

著名な出身者

この学校には、曽田麻衣子さん（キャスター）や、浅津このみさん（オリンピックボブスレー選手）など、活躍する卒業生が多数存在します。彼らはそれぞれの分野で成功を収め、学校の名を広めています。

不祥事とその後

2011年には、高校野球部に関する不祥事が発覚し、部員間暴力が原因で3か月間の対外試合禁止処分が科されました。しかし、その後、暴力に関与した選手を登録しないという条件のもとで処分期間が一時的に短縮されたにもかかわらず、同校はそれに従わず選手を登録。結果として、日本学生野球憲章違反により、前監督と部長が処分を受け、さらに高野連を脱退することになりました。2014年には再加盟しており、その後は様々な大会で活動を続けています。

出雲北陵中学校・高等学校は、歴史深い教育機関として地域に根付いた教育を推進するとともに、社会に貢献する有能な人材を育成することを目指しています。

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