出雲国の式内社一覧

出雲国式内社一覧

『延喜式』神名帳に記載された神社、いわゆる「式内社」のうち、出雲国に分類される神社の一覧です。この一覧は、古代の神社制度や信仰を理解する上で重要な資料となります。

式内社とは

『延喜式』は、平安時代中期に編纂された律令の施行細則をまとめたもので、その中の「神名帳」には、当時国家が認識していた主要な神社が記載されています。これらの神社を「式内社」と呼びます。

出雲国には、以下の式内社が記録されています。

大社: 2座2社（いずれも名神大社）
小社: 185座

合計で187座もの神社が、式内社として記録されています。これらの神社は、当時の国家による祭祀において重要な役割を果たしていたと考えられます。

式外社とは

『延喜式』神名帳には記載されていないものの、同帳の編纂当時に存在した神社も存在します。これらの神社を「式外社」と呼びます。式外社は、必ずしも重要度が低いというわけではなく、地域の信仰や歴史を反映した重要な存在です。

参考文献

皇典講究所・全国神職会校訂『延喜式 上巻』（大岡山書店、昭和4年） - 国立国会図書館デジタルコレクション
『延喜式 第2』（日本古典全集刊行会、昭和4年） - 国立国会図書館デジタルコレクション

外部リンク

* 出雲国 式内社187座 - 國學院大學21世紀COEプログラム「神道・神社史料集成」のアーカイブ

この一覧を通じて、出雲国の古代の信仰や神社制度について理解を深める一助となれば幸いです。式内社と式外社の違いを理解することで、より多角的な視点から歴史を捉えることができるでしょう。

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