函館ビジネスアカデミー専門学校の歴史と概要
函館ビジネスアカデミー専門
学校(HBA)は、
北海道函館市に以前存在した私立専門
学校であり、その歴史は1987年にまで遡ります。最初は、情報技術開発センターのもとに函館ソフトウェア専門学院として設立され、1989年には
学校法人野又学園に移管されました。それから
学校名が函館ソフトウェア専門
学校に変更され、コンピュータ関連の技術者育成に力を入れていました。しかし、
学校の方向性は次第に変わり、ホテルマンや簿記の教育に注力するようになりました。
沿革
- - 1987年: 函館ソフトウェア専門学院が開校。
- - 1989年: 学校法人野又学園による運営に移行。
- - 1990年: 函館ソフトウェア専門学校に名称変更。情報処理科、情報通信科、コンピュータ科を設置。
- - 1991年: コンピュータ科が情報ビジネス科に名称変更。
- - 1995年: 情報ビジネス科が経営管理科に改称され、ホテル観光科を新設。
- - 1996年: 学校名を函館ビジネスアカデミー専門学校へ改称。
- - 2000年: 経営管理科が廃止。
- - 2003年: 情報技術科が廃止。
- - 2004年: ホテル観光科がホテル・トラベル科に改称。
- - 2010年: 学校が閉校。
- - 2013年: 校舎が解体され、跡地は北海道電力施設に転用。
- - 2019年: HBA同窓会が9年ぶりに開催され、事実上最後の同窓会となる。
取得可能な資格・免許状
この
学校では、第二種情報処理技術者、情報処理検定、日商簿記検定、日商ワープロ検定など、さまざまな資格・免許状の取得が可能でした。
所在地と交通アクセス
函館ビジネスアカデミー専門
学校は、
北海道函館市田家町8-22に位置していました。交通アクセスは
函館バスの「田家入口」バス停から徒歩わずか3分で、通いやすい立地でした。
校舎の概要
この
学校の校舎は地上5階建てで、各階にはさまざまな施設が整っていました。1階には図書室や学生ラウンジ、職員室があり、2階には教室やコンピュータ実習室が設置されていました。さらに、3階には観光実習室や会議室が、4階には語学学習専用のLL教室、5階には和室や講堂がありました。
学校はこれまでに多くの校長が在任しました。初代校長の川田寛を含め、西田正、北川要、熊谷慎一、野又肇、竹内守、高橋秀治の各校長がその職を歴任しました。
就職実績
卒業生は、アイシン、
インテック、
日本無線、
渡島信用金庫など、多くの企業に就職し、専門的な技能を活かしたキャリアを形成しました。
系列校
函館ビジネスアカデミー専門
学校には、
函館大学や
函館短期大学など、現在も設置されている様々な系列校があります。また、かつて存在していた
学校として、函館栄養専門
学校や日本ビジネス綜合専門
学校などもありました。
参考文献
- - 『野又学園六十年史』野又学園、1998年、p282-292
- - 『野又学園七十年史』野又学園、2008年、p35-40, p133
外部リンク