刃物のまち関シティマラソン

刃物のまち関シティマラソン（はもののまちせきシティマラソン）

岐阜県関市が主催する、市民参加を主眼とするマラソン大会です。古くから刀剣や刃物の産地として知られる関市の名を冠し、地域の活性化とスポーツ振興を目的として開催されています。正式名称は「刃物のまち関シティマラソン」といいます。

概要

本大会は、競争部門から健康増進を目的とした部門まで、幅広い層が参加できる点が特徴です。特に、本格的に記録を目指すランナーのために、ハーフマラソン（21.0975キロメートル）と10キロメートルコースは日本陸上競技連盟の公認を受けています。この公認コースでの記録は、公式記録として認められます。

大会は毎年春季、具体的には3月に開催されるのが通例です。発着点は関市役所市民広場に設けられ、市内郊外のコースを巡る形で実施されます。緑豊かな風景や、地域住民の温かい声援を受けながら走ることができるコースとして親しまれています。

沿革

「刃物のまち関シティマラソン」の歴史は、1995年11月19日に開催された第1回大会から始まりました。当初は秋の開催でしたが、2007年より開催時期が変更され、2007年3月18日に行われた大会以降は、現在に至るまで毎年3月に実施されています。これにより、多くのランナーにとって、シーズンの始まりを告げる大会の一つとなっています。

種目構成

参加者のレベルや年齢に応じた多様な種目が用意されています。

ハーフマラソン：
日本陸上競技連盟公認コースです。
参加資格は18歳以上の男女（高校生を除く）です。
完走するためには、スタートから2時間30分以内にフィニッシュする必要があります。また、コース上の12キロメートル地点に設けられた関門を、スタート後90分以内に通過することが条件となります。
10キロメートル：
こちらも日本陸上競技連盟公認コースです。
参加資格は一般の男女および高校生の男女です。
5キロメートル：
参加資格は一般の男女および高校生の男女です。
3キロメートル：
参加資格は一般の男女、高校生の男女、および中学生の男女です。
ジョギングの部：
競争ではなく、健康増進や交流を目的とした部門です。
年齢や競技レベルによる参加制限はありません。

表彰と参加特典

各部門（ジョギングの部を除く）では、優秀な成績を収めたランナーに対して表彰が行われます。原則として、各部門の1位から6位までの入賞者が対象となります。

また、完走者にはその証として、着順が明記された記録証が後日送付されます（ジョギングの部を除く）。

参加者全員に参加特典が用意されています。具体的には、大会オリジナルグッズなどの参加賞、レースに必要なナンバーカードとプログラムが事前に配布されます。さらに、フィニッシュ後には水分補給のためのドリンクが提供されます。

加えて、参加者の中から抽選で、関市の特産品などが贈られる企画も実施されており、レース以外の楽しみも提供されています。これらの特典は、参加者にとって大会の良い思い出となる要素となっています。

まとめ

「刃物のまち関シティマラソン」は、歴史ある関市の名を冠し、本格的な公認コースから市民ランナー、ファミリーまで楽しめる幅広い種目設定が魅力の大会です。毎年春に開催され、多くのランナーが日頃の練習の成果を発揮し、地域住民との交流を深める場となっています。

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