初めて○○やってみた

初めて○○やってみた

『初めて○○やってみた』は、2014年4月3日から2015年5月3日までテレビ朝日系列で放送されたバラエティ番組です。深夜帯からスタートし、後にゴールデンタイムでのスペシャル放送や全国ネット化も実現しました。全53回にわたり、様々な「初めて」に焦点を当てた企画で視聴者を楽しませました。

番組内容

この番組の主な内容は、様々な初体験の瞬間を捉えた動画を鑑賞し、「初めて」という体験が持つ特別な価値や面白さを共有することです。番組開始当初は、視聴者から寄せられた「赤ちゃんが初めて○○を食べてみた」といった可愛らしい動画や、さまぁ〜ずの三村マサカズが娘に「パパのことどう思ってる？」と聞いてみるなど、MCやゲストが初めてのことに挑戦する企画が中心でした。

番組が進むにつれて、その内容は変化を見せ、店舗の新規開店に密着する企画など、より社会的なテーマも取り扱うようになりました。例えば、『初めて○○やってみた 開店ハウマッチ!? あの店開店するのにいくらかかるか教えちゃいますSP』と題した2時間スペシャルでは、開店準備にかかる費用や苦労に焦点を当て、視聴者の関心を引きました。

放送時間の変遷

番組は当初、木曜未明（水曜深夜）に放送されていましたが、2014年10月5日からは日曜23:15 - 翌0:10に移動し、全国ネットでの放送となりました。このリニューアルの際、番組冒頭では「新番組」としてアナウンスされ、新たなスタートを切りました。

しかし、番組末期の放送枠には、2015年4月改編で新番組『関ジャム 完全燃SHOW』が開始されることが決定しました。当初、『関ジャム 完全燃SHOW』の開始日が未定であったため、『初めて○○やってみた』は改編後も当面放送を継続しましたが、2015年5月3日をもって惜しまれつつ終了しました。

出演者

番組の顔として、テレビ朝日のアナウンサー（当時）であった宇賀なつみがMCを務めました。彼女にとって、この番組が初めてのバラエティ番組MC挑戦となりました。また、週替わりで様々なゲストMCが登場し、番組を盛り上げました。ゲストMCは、主にお笑い芸人やタレントが中心で、お笑いコンビやトリオの場合はピンで出演することもありました。最初のゲストMCはさまぁ〜ずの三村マサカズ、全国ネット化後初のゲストMCは相方の大竹一樹でした。

スタッフ

番組は、企画の奥川晃弘氏をはじめ、構成作家の鈴木おさむ氏やデーブ八坂氏など、多くのスタッフによって支えられていました。技術面では、TM（テクニカルマネージャー）やTD（テクニカルディレクター）、CAM（カメラマン）、VE（ビデオエンジニア）など、各分野のプロフェッショナルが参加し、高品質な番組制作を支えました。美術やCG、音響、照明など、細部に至るまでこだわりが感じられる番組でした。

ネット局と特番

全国各地のテレビ朝日系列局で放送され、2014年7月12日にはゴールデンタイムでの2時間スペシャルが全局同時ネットで放送されました。ただし、朝日放送では同時刻に別の番組が放送されていたため、時差ネットでの放送となりました。

『初めて○○やってみた』は、視聴者にとって身近な「初めて」の体験を共有し、共感や感動を呼ぶバラエティ番組でした。短い期間での放送でしたが、多くの人々の記憶に残る番組として、その魅力を放っています。

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