利用者:山田晴通/「大学におけるウィキペディアの利活用と課題」2019-09-28

東京経済大学 学術シンポジウム: ウィキペディアの利活用と課題

概要

このシンポジウムは、2019年9月28日に東京経済大学国分寺キャンパスで開催されました。参加者たちは大学におけるウィキペディアの利用状況とその課題について、さまざまな視点から意見を交わしました。近年、ウィキペディアは研究や教育の現場で重要な資源として注目を集めていますが、その使用法には慎重さも求められています。

開催日時・場所

• - 日時: 2019年9月28日（土）午前11時〜午後5時30分
• - 場所: 東京経済大学 国分寺キャンパス

(〒185-8502 東京都国分寺市南町1-7-34)
JRまたは西武鉄道の国分寺駅から徒歩12分の立地です。
アクセス情報はこちら

シンポジウムの趣旨

ウィキペディアは、教育の現場において様々な形で利用されるようになっていますが、同時に安易な情報利用による問題も指摘されています。その一方で、ウィキペディアを教育課題や研究に組み込むことで、より豊富な知識の獲得が期待できることに注目が集まっています。そのため、シンポジウムでは、ウィキペディアの活用方法やその影響について議論し、今後の課題を明らかにすることを目的としました。

タイムテーブル

第一部: ウィキペディアと大学についての総論

• - 時間: 午前11時〜午後0時30分
• - 登壇者:

- 日下九八（元ウィキペディア日本語版管理者）「ウィキペディアから研究者を迎え撃つ」
- 山田晴通（東京経済大学教授）「大学人がウィキペディアに関わるとどうなるか」

昼食休憩

第二部: ウィキペディアを活用した研究、教育実践

• - 時間: 午後1時30分〜午後3時
• - 登壇者:

- 北村紗衣（武蔵大学准教授）「ウィキペディアで英語を教える」
- 時実象一（東京大学大学院高等客員研究員）「学生がウィキペディアのページを書いてみた」
- 森岡耕作（東京経済大学准教授）「悪いのはウィキペディアか？」

休憩

第三部: ウィキペディアにおける集団的知性の可能性

• - 時間: 午後3時10分〜午後5時30分
• - 登壇者:

- 渡辺智暁（慶應義塾大学特任准教授）「ウィキペディアの集合知、データ駆動型の知、制度としての科学研究、ネットの言論」
- 吉川浩満（文筆家）「Wikipediaから柳田國男へ──雑誌による集合知実践」
- 発表順: 吉川氏が先、続いて渡辺氏の順で行われました。

総合討論および閉会

このシンポジウムでは各登壇者の発表の後、参加者による意見交換や質疑応答が行われ、ウィキペディアの利活用に関する多様な見解が出揃いました。ウェブ上の情報がどのように学問に役立つのか、またその逆にどのような問題が生じうるのか、活発なディスカッションが展開されたことは特筆に値します。

お問い合わせ先

参加希望者は事前に申し込みを行う必要がありませんが、詳細については東京経済大学の山田晴通教授（メール: [email protected]）までお問い合わせください。メールの件名には「シンポジウム」というキーワードを記載してください。

参加者へのお願い

このシンポジウムは、ウィキペディアの利用に関心のある方々にとって貴重な学びの場となります。参加を通じて、さまざまな考え方やアプローチを知り、今後の活動に生かす機会としていただければ幸いです。

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