前田美順

前田 美順（まえだ みゆき）

前田美順（まえだ みゆき）は1985年10月14日生まれの日本の女子バドミントン選手で、再春館製薬所に所属しています。鹿児島県出身で、身長169cm、体重62kg、血液型はB型。右利きの彼女は、国分市立中学校（現在の霧島市立国分中学校）および熊本中央高等学校を卒業し、バドミントン日本代表のナショナルチームに選出されています。

オリンピックでの活躍

彼女はチームメイトの末綱聡子と共に北京オリンピックに出場しました。この大会では、アテネオリンピック金メダリストの楊維・張潔雯ペアを破るという快挙を成し遂げ、日本バドミントン界において史上初となるベスト4進出を果たしました。この成功を受け、メディアからはこのペアは「スエマエ」として知られるようになりました。

バドミントンの道のり

前田は鹿屋市にある「寿北スポーツ少年団」でバドミントンを始め、中学・高校を通じてその実力を伸ばし、国内外の大会で活躍を見せました。2004年には九州日本電気（後のルネサスSKY）に入社し、ここで現パートナーの末綱と組むことでさらに成果を上げました。特に混合ダブルスにおいては2005年から舛田圭太とペアを組み、全日本総合選手権大会で4連覇を達成しました。舛田の引退後は平田典靖とのコンビで2連覇を飾りますが、2011年には準々決勝で敗れ、連覇記録は6年で途切れました。

主な戦績

前田の戦績は非常に多彩です。国内大会では、2003年の高校選抜大会ダブルスで優勝し、その後も数多くの大会での成績を重ねています。特に混合ダブルスにおいては2005年からの成功が目を引きます。2006年から2008年には全日本総合選手権大会での優勝も果たし、特に2008年には北京オリンピックでの4位という記録も残しています。

国際大会でも数々の成功を収めており、例えば2003年のドイツジュニアとオランダジュニアではダブルスで優勝を果たしました。また、2007年のUSオープンではダブルスと混合ダブルスで見事に優勝しています。2008年にはドイツ・オープンやインド・オープンでも準優勝になるなど、彼女の国際舞台での活躍は特筆に値します。

結論

前田美順は日本バドミントン界の重要な選手であり、彼女の成績は言うまでもなく、特にオリンピックでの成功は彼女のキャリアのハイライトと言えます。今後のさらなる活躍も期待される彼女の成長を見守りたいものです。

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