前鈍内マティアスエルナン

前鈍内マティアス エルナン

前鈍内マティアス エルナン（まえどんち マティアス エルナン）は、1989年2月18日にアルゼンチンのブエノスアイレスで生まれたフットサル選手で、現在は日本国籍を取得し、日本フットサルリーグ（Fリーグ）のボルクバレット北九州に所属しています。ポジションはフィールドプレーヤー（FP）で、特に左足の強力なシュートが特徴です。

経歴

彼のスポーツへの道はサッカーから始まりました。埼玉栄高等学校ではサッカー部に在籍しており、2009年にはフットサルチーム「名古屋オーシャンズサテライト」に加入しました。このチームは新しく設立されたばかりで、そこでの活躍が評価されていきました。2010年8月には日本国籍に変更し、外国人枠の影響を受けない選手としてトップチームに昇格しました。

しかし、怪我にも悩まされました。2013年4月には右膝の半月板を負傷し、同年末には右第5中足骨を骨折する事故もあり、これらのけがは復帰に時間を要しました。それでも、2013-14シーズンでは31試合に出場し、13得点を記録するなど素晴らしい成績を残しました。

国際的な舞台でも存在感を示しました。2013年3月、日本代表に初めて選ばれ、スペイン遠征に参加すると日本フットサルの中核を担う選手となりました。しかし、2014年のAFCフットサル選手権チームの選考外となることもありましたが、同年12月に行われたクロアチアとの公式戦でようやく日本代表としてのデビューを果たしました。また、2015年7月には名古屋市内で万引き犯を現行犯逮捕する事件に遭遇し、名古屋市の東警察署から感謝状を受けるという特筆すべき行動も取りました。

所属クラブ

フットサル選手としての彼のキャリアには多くのクラブが含まれています。初めはサッカーで経験を積んだ後、フットサルでは、2009年から2010年にかけて名古屋オーシャンズサテライトでプレイし、その後、名古屋オーシャンズを経て、アグレミーナ浜松、シュライカー大阪を経て、2021年から現在のボルクバレット北九州に所属しています。さらに、U-21およびU-24日本代表にも選出され、日本代表としても2013年から2019年の間に数々の国際試合に出場しました。

タイトル

彼のキャリアには多くのタイトルが記録されています。AFCフットサルクラブ選手権では2011年と2014年に優勝し、Fリーグでは2010-11シーズンから2014-15シーズンにかけて5回の優勝を果たしました。また、全日本選手権で3回、Fリーグオーシャンカップでも5回の優勝を経験しています。

前鈍内マティアス エルナンは、日本のフットサル界において非常に重要な選手であり、技術とパフォーマンス、そして人柄で多くの支持を集めています。今後のさらなる活躍が期待されます。

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