剣と楓

アルバム『剣と楓』の紹介

『剣と楓』は、鬼束ちひろが2023年にリリースした6枚目のオリジナルアルバムであり、前作『DOROTHY』から1年半ぶりの作品です。このアルバムは、彼女にとって初めて完全にセルフプロデュースされた楽曲が収められており、強い意志と独自の音楽性が伺えます。

レコーディングは、日本とロサンゼルスの両方で行われ、さまざまなジャンルのサウンドプロデューサーが参加しています。具体的には坂本昌之、エリック・ゴーフィン、John John Festivalといった著名なプロデューサーが関わっており、それぞれの専門性が反映された楽曲が揃っています。斬新なアプローチによって、彼女の独特な声と表現力が一層引き立てられています。

収録曲とその詳細

アルバムには全ての楽曲の作詞と作曲を鬼束ちひろが手がけており、彼女の内面的な世界観が色濃く映し出されています。収録曲は以下の通りです：

1. 青い鳥（4:19）
編曲：エリック・ゴーフィン
- 18thシングルであり、彼女のアイコニックな曲の一つ。

2. 夢かも知れない（4:54）
編曲：坂本昌之
- 幻想的な歌詞が特徴のトラック。

3. EVER AFTER（5:03）
編曲：坂本昌之
- 哀愁漂うメロディと共に、希望を感じさせる一曲。

4. IRIS（3:55）
編曲：エリック・ゴーフィン
- 儚さをテーマにした美しいバラード。

5. 僕を忘れないで（3:08）
編曲：坂本昌之
- 強いメッセージ性があり、感情的な歌唱が印象的です。

6. An Fhideag Airgid（4:32）
作詞・作曲：鬼束ちひろ・トラディショナル / 編曲：FUELS
- 伝統的要素を取り入れた魅力的な楽曲。

7. SUNNY ROSE（2:10）
編曲：John John Festival
- 明るく、ポジティブなエネルギーを与えるトラック。

8. NEW AGE STRANGER（5:28）
編曲：エリック・ゴーフィン
- シングル「青い鳥」のカップリングであり、異なるアレンジが施されています。

9. CANDY GIRL（4:44）
編曲：坂本昌之
- ポップな要素が強い楽しい雰囲気。

10. 罪の向こう 銀の幕（4:27）
編曲：坂本昌之
- 深いテーマが内包された一曲で、リスナーを惹きつけます。

11. WANNA BE A HAPPY WARRIOR（4:11）
編曲：エリック・ゴーフィン
- 励ましのメッセージを含んだダイナミックなトラック。

12. 琥珀の雪（6:19）
編曲：坂本昌之
- 感情豊かなバラードで、心に残る印象を与えます。

結論

『剣と楓』は、鬼束ちひろのアーティストとしての成長を示す重要な作品であり、多様性に富んだ楽曲群が楽しめます。彼女の情熱と音楽への愛情が詰まったこのアルバムは、リスナーにとっても特別な一枚となることでしょう。

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