割礼 (バンド)

割礼は、1983年に名古屋で結成された日本のロックバンドです。当初は「割礼ペニスケース日曜日の青年たち」という、ユニークなバンド名で活動していました。1989年にアルバム『ネイルフラン』でメジャーデビューを果たし、その音楽性と独自の世界観で多くのファンを魅了してきました。

現在のメンバーは、宍戸幸司（ボーカル、ギター）、山際英樹（ギター）、鎌田ひろゆき（ベース）、松橋道伸（ドラム）の4人です。長年にわたりメンバーチェンジを繰り返しながらも、バンドの中心人物である宍戸幸司の個性的な歌声と、実験的なサウンドは、常に変化と進化を続けています。

割礼の音楽の特徴は、ロックを基盤としながらも、様々なジャンルの要素を取り入れた、独創的なサウンドです。その音楽性は、オルタナティブロック、プログレッシブロック、サイケデリックロックなど、多様なジャンルの影響を感じさせます。歌詞も独特で、日常の風景や感情を、詩的な言葉で表現しており、聴く人の心に深く響きます。

割礼は、これまでに数多くの作品をリリースしています。オリジナルアルバムとしては、『パラダイスK』（1987年）、『ネイルフラン』（1989年）、『ゆれつづける』（1990年）、『空中のチョコレート工場』（2000年）、『セカイノマヒル』（2003年）、『星を見る』（2010年）、『のれないR&R』（2019年）などがあります。これらのアルバムは、それぞれに異なるコンセプトやサウンドを持ちながらも、割礼の音楽性の多様性を示しています。

ライブアルバムとしては、『ライブ'88』（1988年）、『LIVE9091』（1991年）、『is it A HALF-MOON or A FULL MOON?』（1998年）があり、これらの作品は、ライブでの熱気や臨場感を伝えています。

また、自主制作盤として、CDRによる作品もリリースしています。『割礼Cdr』（2006年）、『LIVE'07』（2007年）、『真夜中のハワイアン 82 - 86』（2009年）、『星を見る diskunionオリジナル特典CDR』（2010年）など、これらの作品は、より実験的なサウンドや、過去のライブ音源などが収録されており、割礼の音楽的な探求心を垣間見ることができます。

割礼は、ライブパフォーマンスにも定評があり、その独自の音楽性と相まって、熱狂的なファンを獲得しています。長年にわたり、日本のロックシーンで独自の存在感を放ち続けています。

バンドの公式ウェブサイトでは、最新情報や過去の作品に関する情報が掲載されています。割礼の音楽に興味を持たれた方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

割礼 オフィシャル・ウェブ

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