加古川市立東神吉南小学校

加古川市立東神吉南小学校

加古川市立東神吉南小学校（かこがわしりつ ひがしかんきみなみしょうがっこう）は、兵庫県加古川市東神吉町に所在する公立小学校です。近隣の加古川市立東神吉小学校の児童数増加に対応するため、その校区を一部引き継ぎ、新たな学び舎として開設されました。学校敷地の造成時には、当地から砂部遺跡が発掘され、事前に調査が行われています。

沿革

本校は、1984年4月1日に加古川市立東神吉南小学校として現在地に創立されました。同年6月1日には開校記念式典が盛大に挙行され、新たな歴史の第一歩を踏み出しました。学校のシンボルとなる校旗は、同年8月4日に完成しました。

開校後、学校は様々な分野で成果を上げています。1988年2月には、ひょうご花と緑のコンクールで優秀賞を受賞し、緑豊かな学校環境が評価されました。また、読書活動も盛んで、1989年12月には読書感想文コンクールで優秀校に選ばれています。安全教育にも力を入れ、1990年3月には兵庫県警察本部より安全委員会が表彰されました。1992年10月には、「健康で明るい加古川っ子」育成推進校に指定されるなど、児童の心身の健全な育成に取り組んでいます。

創立10周年にあたる1993年10月27日には、記念式典が挙行されました。この年には、アスレチック施設および平均台等の遊具施設が完成し、児童の体力向上と遊びを通じた学びの場が拡充されました。1995年12月には、運動場北東にGPS観測局が設置されるなど、時代の変化にも対応しています。1997年度および1998年度は、同和教育研究推進校の指定を受け、人権尊重の精神に基づいた教育を推進しました。

スポーツ分野においても、児童たちは目覚ましい活躍を見せています。1999年10月の加古川市小学校陸上記録大会、翌2000年6月の加古川市陸上競技選手権大会において、いずれも400メートルリレーで優勝を飾りました。また、2002年1月には加古川市駅伝競走大会の女子の部で優勝するなど、陸上競技で優れた成績を残しています。

特別支援教育にも積極的に取り組んでいます。2001年度に肢体不自由学級が開設されたのを皮切りに、2008年度には再度肢体不自由学級が開設され、2011年度に情緒障害学級、2012年度に知的障害学級、そして2013年度には難聴学級が開設されるなど、多様な学びのニーズに応える体制を整えてきました。

学校の節目となる記念式典は、創立20周年を2003年6月1日に、創立30周年を2013年10月26日にそれぞれ挙行し、地域社会とともに歩んできた歴史を振り返りました。

教育方針

学校が目指す児童像として、「自ら考えやり抜く子」の育成を掲げています。児童一人ひとりが主体的に学び、困難な課題にも粘り強く取り組む力の育成に重点を置いた教育活動を展開しています。

児童会活動・クラブ活動

児童会活動を通じて、学校生活の向上に向けた取り組みを自主的に行っています。また、クラブ活動では、体育系、文化系など様々な活動が行われており、特に陸上クラブは活発に活動し、各種大会で成果を上げています。

通学区域

本校の通学区域は、加古川市東神吉町のうち、砂部、出河原の全域および神吉の一部（神吉中学校より南西の団地群、具体的には神吉南、新神吉、ベルタウンなど）、西井ノ口の一部（嵯峨宝殿団地及びJR山陽本線より南の区域を除く全域）です。加えて、加古川市米田町船頭のうち、県営住宅周辺の一部区域（県営住宅を除く）も本校の校区に含まれます。

進学先中学校

本校の卒業生は、校区全域が加古川市立神吉中学校の校区に指定されているため、原則として加古川市立神吉中学校に進学します。

交通

JR西日本山陽本線の宝殿駅が最寄り駅です。宝殿駅からは徒歩で約23分程度の距離に位置しています。

著名な出身者

将棋棋士の船江恒平氏は、本校の出身者です。

関連項目

• - 兵庫県小学校一覧

外部リンク

• - 加古川市立東神吉南小学校 公式サイト

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