加茂地域コミュニティバス

加茂地域コミュニティバス

京都府木津川市加茂地域を運行するコミュニティバスです。旧加茂町時代から運行されていたコミュニティバスを再編し、2009年4月1日に実証運行を開始しました。運行形態は路線によって異なり、奈良交通への委託運行や、自家用車による有償運送（80条バス）、予約型の乗合タクシーなどがあります。

歴史

加茂地域では、2004年4月、旧加茂町の小学生の通学手段確保のため、加茂町営バスの運行が始まりました。当初は加茂駅と銭司を結ぶ1路線のみで、土日祝日は運休でした。その後、2006年にはコミュニティバスの試験運行を行い、2007年には本格運行を開始。木津川市との合併を経て、加茂コミュニティバスとして引き継がれました。運行の効率化や利便性向上のため、2008年には再編が行われ、現在の「加茂地域コミュニティバス」へと発展しました。

運行路線と形態

加茂地域コミュニティバスは、いくつかの路線で構成されています。主な路線と運行形態は以下の通りです。

当尾線

毎日運行される路線で、加茂山の家と加茂駅東口を結んでいます。奈良交通に運行委託されています。

奥畑線、加茂通学線

平日運行の路線で、自家用車（白ナンバー車）による有償運送（80条バス）です。運行業務はウイングに委託されています。加茂通学線は、小学校の開校日しか運行されません。

銭司線、西線、山田線、大畑線、南加茂台線、観音寺線

平日運行の定時制予約型乗合タクシーです。加茂タクシーに発車1時間前までに予約が必要です。ただし、30分前でも予約可能な場合があります。これらの路線は、利用者の需要に応じて柔軟な運行体制をとっています。

料金体系

当尾線は区間制で、100円単位です。小学生以下は半額です。それ以外の路線は、1回200円均一で、小学生以下は100円です。1歳未満の乳児と、保護者同伴の6歳未満の幼児1人は無料です。11枚綴りの回数券もあり、10回分の料金で利用できます。ただし、当尾線以外の路線は、土日祝日と年末年始は運休となります。

まとめ

加茂地域コミュニティバスは、地域住民の生活を支える重要な交通手段です。運行形態や料金体系、運行日などに違いがあるので、利用する際は事前に確認が必要です。多様な運行形態を取り入れることで、地域住民の多様なニーズに対応し、利便性の向上を目指しています。今後の更なる発展が期待されます。

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