加茂裕治

加茂 裕治（かも ゆうじ）

加茂裕治は、日本のテレビ業界において重要な役割を果たしてきたプロデューサーである。北海道出身で、テレビ界におけるキャリアの始まりは、フジテレビの契約社員としてのものであった。彼は王東順の指導のもと、「なるほど!ザ・ワールド」や「クイズ!年の差なんて」といった番組のディレクターを務め、その後正社員として中途入社を果たした。

最初のプロデュースを担当したのは、明石家さんまが司会を務めるバラエティ番組「生さんま みんなでイイ気持ち!」だったが、期待に反して視聴率が振るわず、放送開始から3ヶ月で番組は終了してしまった。この時期は、彼にとって厳しい試練となったが、その後彼は三宅恵介の率いるチームに参加し、明石家さんまと共に多数の人気番組を手がけることになった。

特に、「やっぱりさんま大先生」や「明石家マンション物語」、「FNS27時間テレビ」など、数多くの番組が彼の手により制作された。彼は、フジテレビ内でさんま担当と呼ばれる重要なポジションを確立し、1996年から2014年の間は「ライオンのごきげんよう」のチーフプロデューサーをも務め、長期間にわたり番組の運営を支え続けた。

彼の手腕は、山口智充によるものまねキャラクターが人気を博した「エブナイ」にも見ることができ、またワンナイR&Rでは、とんねるずの石橋貴明や木梨憲武との共演を果たしている。

加茂裕治は2009年に編成制作局のバラエティ制作センター室長に任命された後、一時現場から離れるが、2012年にチーフゼネラルプロデューサーとして現場に復帰した。さらに2014年にはフジテレビの湾岸スタジオの所長に就任し、2015年からは東京フイルム・メートの社長として新たな役割を担っている。

主な担当番組

現在

• - 天海祐希・石田ゆり子のスナックあけぼの橋（Special Thanks）

過去

• - 明石家マンション物語（プロデューサー）
• - やっぱりさんま大先生（2代目プロデューサー）
• - あっぱれ!!さんま大教授（プロデューサー）
• - ライオンのごきげんよう（プロデューサー・チーフプロデューサー、1996年 - 2009年・2012年 - 2014年）
• - エブナイ（木曜担当プロデューサー）
• - ワンナイR&R（深夜時代）
• - 七人のHOTめだま（ディレクター）

加茂裕治は、テレビ業界における豊富な経験と人脈を駆使し、常に新たな挑戦を続けている。彼の手がけた番組は多くの視聴者に愛され、今後の活躍にも期待が寄せられている。

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